マルティン『マルケスは史上No.1、転倒後の対応には驚いた！』

『マルティン：マルケスは史上No.1、転倒後の対応には驚いた！』

★ホルヘ・マルティン（ドゥカティプラマック、25才）がモトＧＰの2023年シーズンで、総合2位（-39ポイント）だった。

★11月28日（火）、2024年シーズンに向けてのヴァレンシアモトGP公式テストで15位だった。

★12月5日頃、マルティン選手が西TV番組『El Horminguero』のインタビューで、次のように話した。

【今シーズンは最終戦までフランチェスコ・バニャイアとタイトル争いをし、総合2位となったが…】
「最終戦で（タイトル争いに）負けたわけじゃないんです…今年は色々とあって、当初は引き離されてたけど、その後、迫っていってたし。
ヴァレンシア最終戦では分が悪かったけど、でも、シーズン序盤での目標はトップ3入りだったんですからね。
最終的な結果には満足してます。」

【シーズン終盤は凄まじい追い上げだったが…】
「10月頃は、勝つことに執着してました。それまでは酷い時期だったんですよ…チームに対し、けっこう腹を立てていて。
でも、そう言う態度だと何も上手くいかないってことに気づき、それ以降は『まだやるべきことがある…それを楽しもう』って気持ちになってました。」

【シーズン序盤は？】
「出だしがイマイチで…少なくとも、期待していたような感じではなかったです。でも、その後、自信が出てきて、勝てるようになっていきました。
今年は13勝し（スプリント9勝、決勝4勝）、毎回どんどん強くなっていったんです。
ただ、やっぱり何か上手くいかない時って、ピリピリしてくるもんじゃないですか。でも、チームに腹を立てるのは、良いことじゃないですよね。
チームは自分の家族みたいなものなんだから。来年に向けて、良い勉強になりました。」

【ヴァレンシア決勝戦でマルク・マルケスに接触し、結局、2人とも転倒していしまったが…】
「（その際の映像を観ながら）初めて観ました…マシンを倒したままだったら、接触しただけで済んだんでしょうね。
でも、僕がマシンを起こしてしまったから、（マルケスは走行ラインから）逸れて行って…それで一緒に転倒してしまったんですね。
彼にとってはホンダでの最後のレースでしたからねぇ…僕としては最悪の心境でした。どちらも、あんなことは望んでいなかったわけで…
レース後、（マルケスを）見かけたんで駆け寄って行ったら…驚きましたよ。僕に『大丈夫だよ…タイトル争いをしていたら、僕だって同じようにしていたから』と言ってくれて…。
（レース中）僕は一か八かの状況だったし…もし僕がやられた方だったら、どんな対応をしていたものか…。
マルクは史上No.1選手ですからね…ビビビッときたんで、その後、2人でヘルメット交換をしたんですよ。」

［　後半に続く　］

（参照サイト：『Moto.it』）
（Photo：Instagram）

セパンのバニャイアはタイヤ空気圧で勝負に出た？…って話は、note『2023 マレーシアGPまとめ』でどうぞ！