『タイトル争い分析:マルティンはバニャイアより安定してるが、本人ミスが多い』
★10月4〜6日、日本GPが行われ、モトGPタイトル争い2選手のリザルトは以下のとおりだった。
ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)
予選:11位
スプリント:4位
決勝:2位
総合首位(ポイント)
フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)
予選:2位
スプリント:優勝
決勝:優勝
総合2位(−10ポイント)
★今シーズン、ここまでの32レースにおける両選手のリザルトは以下のとおり。
マルティン8勝(スプリント5勝、決勝3勝 ※表彰台24回)
バニャイア14勝(スプリント6勝、決勝8勝 ※表彰台20回)
★昨シーズン全41レースにおける両選手のパフォーマンスは以下のとおり。
マルティン13勝(スプリント9勝、決勝4勝 ※表彰台22回)
バニャイア11勝(スプリント4勝、決勝7勝 ※表彰台28回)
今年のマルティン選手は勝利数は少ないが、安定しているからこそ総合首位に就いていると言われている。
なお、バニャイア選手は既に昨年の勝ち星を超えているが、マルティン選手はまだ昨年の勝ち星より少ない。
ただし、表彰台の獲得数においては、マルティン選手は既に昨年の自己記録を超えているが、バニャイア選手はタイ記録にしかなっていない。
しかも、今年の2&3位獲得数においては、バニャイア選手の6回に対し、マルティン選手は16回獲得しているのだ。
★では、今年、ここまでの32レースにおける0ポイントレースを比較してみよう。
バニャイア選手の0ポイントは計7回で、本人のミスが3回、レースインシデントが3回、マシントラブルが1回である。
マルティン選手は計5回で、本人のミスが4回、戦略ミスが1回だ。
0ポイントに代わりはないものの、本人ミスはマルティン選手の方が多いのは事実だ。
バニャイア選手7回(※昨年は全41レースで6回)
1回目:ポルトガル決勝で、マルク・マルケスと接触転倒。レースインシデントと判定。
2回目:スペインGPスプリントで、ビンダーと接触転倒。レースインシデントと判定。
3回目:フランスGPスプリントで、セカンドマシンに問題発生。
4回目:バルセロナGPスプリントの最終ラップで、首位走行中に本人のミスにより転倒。
5回目:ブリティッシュGPスプリントで、本人のミスにより転倒。
6回目:アラゴンGP決勝で、アレックス・マルケスと接触転倒。レースインシデントと判定。
7回目:エミリア・ロマーニャGP決勝で、本人のミスによりスリップ転倒。
マルティン選手5回(※昨年は全41レースで4回)
1回目:スペインGP決勝で、首位走行中に本人のミスにより転倒。
2回目:イタリアGPスプリントで、3位走行中に本人のミスにより転倒。
3回目:ドイツGP決勝で、首位走行中に本人のミスにより転倒。
4回目:サンマリノGP決勝で、マシン交換でミスをした。15位ゴールで1ポイント獲得はしているが、ゼロポイントとしてカウントしておく。
5回目:インドネシアGPスプリントで、本人のミスによりスリップ転倒。再スタートはしたがポイントは獲得できず。
★今シーズン残り4GPでは、コンスタントに表彰台に上がって高ポイントを獲得していけるかどうかが重要であり、つまり、集中力を維持できるかどうかが鍵となるだろう。
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
(2024/12/09 02:24:31時点 Amazon調べ-詳細)
と、言いますと???
マルティンは本人のミスでDNFが多いけど、ドイツで相当懲りたのか、傾向としては後半戦のミスは相対的に少なめ
今後スプリントの取りこぼしが無くなれば、リズムに乗っていけると思うんだけどね
この数字をみるとマルティンのスプリント優勝が去年より減ってポディウムが増えてるのは2、3位でもOKと学習してることがわかりますね
その結果が今の順位だと思う
あとペッコはスタートにムラがあって、悪い時はそのまま中位に沈んで悪いなりのレースができないこと
ただ、残りレースが少なくなるとどこかで勝負する必要があるから、そこでミスなく勝ち切るメンタルの差が出てくるはず
メインレースに強いペッコにマルティンが勝てるかどうかかな