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『ミール:やっと操縦しやすいマシンになった』
★2月28日(金)タイGPのモトGPクラスでジョアン・ミール(ホンダファクトリー)が、午前セッション(FP1)13位、午後セッション(PR)6位だった。
★PRセッション終了後、ミール選手が次のように話した。
【PRセッション6位で、予選2へダイレクト進出となり…】
「今回のリザルトは僕らにとって意義深いでしょう…本当に超嬉しいです。この2年間、皆で頑張って努力して…長かったですからねぇ。
でも、諦めなかった…誰よりも頑張って、誰も信じてくれなかった時期も頑張ったんだから。トンネルの向こうに、やっと光が見え始めました。」
【マシンのどの辺りが改善されたの?】
「他のメーカー機ほどのポテンシャルはないんですが、でも、使いやすくなったんでプッシュできるんですよ。
思い通りの操縦ができるようになったし、フロントタイヤもそれほど敏感じゃなくなってくれたし。だから、強いブレーキングが可能になって…コーナーに素早く入っていけるし、スピードも上がりました。
コーナーの頂点から立ち上がりまでは、まだ失速してしまうけど…既に0.3秒失速してるところでトップスピードが時速5km落ちてしまうと、色々と大変になってしまうんですよね。」
【貴方のパフォーマンスについては…?】
「正直なところ、生涯最高のベストラップとはいかないけど、でも、ペースもいいし…最高ってわけではないけど、新タイヤなら他の選手より伸びていけるでしょう。
明日に向けては、スプリントで楽しめるぐらいのペースは出てます…そこが一番重要だから。チームにとっても良かったですよ…まぁ、特に自分にとって良かったんですけどね(笑)。
キャリア前半での成功については、他の選手の平均点より上だったけど…ここ2年については、なかなか上手くいかなくって。可能な限り、ベストは尽くしたんですけどね。
とにかく、一度も諦めはしなかったんで…その点については満足してます。」
【エンジンについては…?】
「2024年ほど良くはないですね…とは言え、2024年版も良かったわけではないんですが。今のところ、そこがうちの一番の問題点です。
コーナー立ち上がりで失速してしまい…でも、ブレーキングで埋め合わせうようにはしてます。マシン自体はきちんと機能してるし、けっこう操縦しやすいんですよ。
ただ、エンジンがちょっとねぇ…。現時点では、そこがうちのアキレス腱になってます。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
ホンダは去年前半でエンジンに問題有りと判断して軌道修正をし、どんどんバージョンアップしていった。それで後半戦は結果を残すようになった。同時に車体特性と電子制御と空力特性も全域でブランニュー。今季の25年マシンはそのまた進化形。さくらのエンジニア陣の開発でここまで進化できてるので、今季アレイシ&中上が加わった新開発チームが更にマシン性能を引き上げてくれるだろう。ってか、頼む!引き上げて頂戴!!
少なくともエンジンは良いけど乗りにくいよりはミルに合ってる?
去年転倒しまくってたのに今年のテストで転倒は少なそうだから、レースでどうなるかやね
まずはHONDA勢トップ、10位内なら上々
マシンを抜本的に変更とかしないのがいいんだと思う
乾坤一擲の大変更が通用するような環境ではない
逆に言うとマシンの特性を大きく変更してしまった2022年が大チョンボ
マシン自体の改善もそうだけどデータが集まってきたんでしょう
問題はテストで走り込んでないサーキットで素早く同じようにできるかどうか
昔はエンジンと言えば…だったのになぁ
エンジンの開発については2027年の新レギュレーションへ開発力をかなり振っているのならシーズン中の大幅な能力向上も期待できませんが、ホンダ&ヤマハの優遇措置組の利点を生かして現レギュレーション向けの開発に大幅な投資を続けるのか展開が楽しみですね。
今期のマシンがたまたまミルに向いた特性ということでなければいいのですが。
何に乗ってもそこそこ速いザルコはともかく、マリーニもQ2に顔を出すようになってからが勝負だと思います。
まだなんだけれど、ミルのコメントを読んでいると予選前の結果もそうだけど目がランランとしてそう。昨年のテストから乗るのが楽しくなって来たと言い始めて牛歩戦術ではないが着実にE/G以外の部分での煮詰めは進んでいる。
ミルの言う通りSPRINTは凄く楽しみです。
車体はイマイチで曲がらないけど、エンジンパワーは他には負けない!
ってのがHONDAだったのになあ…
ヤマハも散々パワー不足と言われてパワーアップしたらグリップやら操縦性が・・・ってなってバランスをとるのにまた苦労してるけど、ホンダもグリップや操縦性を改善するためにエンジン特性を落としてきたのかな。
それでまたパワーアップさせたらもとの木阿弥みにならなきゃいいけど・・・
ピークパワー維持したまま、フラットな特性のエンジンって難しいのかなぁ。
今年のSBKのテストでCBRの暖気音聞いたら、えらいレスポンスだったんでなんか不安だったんだけど、案の定・・・