『ロレンソ:あの転倒を避けられたのは、ペッコの方だ』
★24日(日)、ポルトガルGP決勝の第21ラップで、マルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ)に抜かれたフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)がイン側から抜き返そうとした際、アウト側にいたマルケス選手に接触し、両者とも転倒した。なお、両選手とも処罰はなかった。
★同件について、ホルヘ・ロレンソ(36才、2010/2012/2015年モトGP総合優勝)が、イタリア衛星放送『SKY』のインタビューで次のように話した。
【ポルトガルGP決勝戦での、マルケスvsバニャイア選手の接触転倒については?】
「マルクはアグレッシブな選手だが、今回、非はないと思いますね…抜いて前に出た方は、360度すべてに目を配ることはできないんだから。
一方、抜かれた方は…つまり、ペッコ(バニャイア)の方は、マルケスがラインに戻ろうとしているのを見ることができるんですからね。
つまり、バニャイアの立場ならば、ああ言う転倒を避けることができたと思うんですよ…あそこのコーナーで、とりあえずマルクを先に行かせてね。
ところが、(マルケス選手が)わずかに膨らんだのを見て、必要以上にアクセルを開けて抜こうとし…ただ、スペースが狭すぎたんですよ。
あの瞬間、2人とも同じことを考えてたわけでしょ…つまり、あのコーナーを自分が先に抜けようと思っていた。結局、それで接触してしまったわけで。
今回はマルクに非はなく、接触を避けることができたのはペッコの方だと思います。
ただ、双方とも処罰がなかったことは適切でしたけどね。」
【バニャイア選手が処罰されるべきだったとは思わないの?】
「ええ、思いません。ただ、マルクのオーバーテイクを一旦受け入れ、後で抜くようにしていれば、2人とも転倒せずに済んだでしょうね。」
【今年はマルティン&バスティアニーニ選手が好調だが、バニャイア&マルケス選手も今年のチャンピオン候補だと思う?】
「絶対にそうでしょ。たった2GP終わっただけで、まだまだレースは続くんだから。
ペッコは、凄まじいほどの冷徹さと落ち着きを見せていますからね…まぁ、今回はちょっとミスってしまったかもしれないけど。
土曜スプリントなんか、あのハードブレーキのせいで優勝を逃してしまったわけでしょ。そして、マルクとの件では、リスク計算でささいなミスを犯してしまった。
とは言え、チャンピオンライダーであることに変わりないんですからね…とにかく、冷静な頭脳派ライダーなんだから。
マルクの方は、ドゥカティでかなり上手くやってるじゃないですか…あれって容易なことじゃないですよ。
2023年版の型落ち機に乗ってるんだから、コンディション的には少し劣ってるわけで…まぁ、最低限ですけどね。
マルクは調子が上がってきて、スピードがでてきているように思います。
だから、ペッコとマルクはチャンピオン候補でしょうね。」
(参照サイト:『SKY』)
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全くもってホルヘと同意見です
>マルクのオーバーテイクを一旦受け入れ、後で抜くようにしていれば
要はペッコはオーバーテイクされたことを受け入れられなかったと
GP23に抜かれるわけにはいかないんでしょうね
スペンサーの後釜はホルヘだったりするんでしょうか。
まぁそうだけどさ。過ぎ去ったこと。