ペッコvsマルケス転倒、どちらが悪いのか？：モトGP選手の意見

『ペッコvsマルケス転倒、どちらが悪いのか？：モトGP選手の意見』

★24日（日）、ポルトガルGP決勝の第21ラップで、マルク・マルケス（ドゥカティグレジーニ）に抜かれたフランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー）がイン側から抜き返そうとした際、アウト側にいたマルケス選手に接触し、両者とも転倒した。なお、両選手とも処罰はなかった。

★レース後会見では、バニャイア選手はがっかりしつつも穏やかな様子だったが、被害者だと感じていたマルケス選手はやや固い表情だった。

★ドゥカティのクラウディオ・ドメニカーリ氏（CEO）は、「両選手の気持ちは分かるが、どちらも正しいとは言えない」と話している。

★同件について、モトGP選手らの意見は次のとおり。

・アレックス・マルケス（ドゥカティグレジーニ、マルク弟）
「難しいですよね。僕が意見を言っても、公平なものにはならないだろうけど…ペッコの責任の方が大きいですよねぇ？」

・ルーカ・マリーニ（ホンダファクトリー、ロッシ異父弟）
「なんとも言えませんね…レースインシデントって感じですけど。」

・ホルヘ・マルティン（ドゥカティプラマック）
「レースって、こう言うものでしょ…難しいんじゃないんですか。
今回みたいにラスト3周ってタイミングだと…抜いた選手が直後にふくらんだら、やっぱり抜き返そうって思うものだし。
土曜スプリントでは同じ所でマルケスに抜かれたけど、僕は抜き返さないことにして…どちらも無傷で済みました。
でも、今日は2人とも転倒してしまってねぇ。」

・アレイシ・エスパルガロ（アプリリアファクトリー）
「レースインシデントですよね…あそこは毎年、何かしら起きてしまうコーナーなんだから。
でも、ペッコの方が（マルケスに）スペースを空けるべきだったと思いますけどね…マルクに抜かれた後、かなりアグレッシブになってたじゃないですか。
誰かに抜かれることなんてあるんだし、ストレスだけど…でも、あんな風にアグレッシブに抜き返そうとしちゃいけないでしょ。
僕なら、もっとスペースを空けてたと思いますけどね。」

・ジョアン・ミール（ホンダファクトリー）
「レースインシデントだと思いますけどね…起こり得ることだから。でも、処罰の必要はないですよ。
今回はマルクに非はないと思います…アウト側だったんだし、アクセルを開いたのはペッコなんだし。
ライダーの立場で考えて欲しいんだけど、誰かに抜かれた直後に抜き返そうとしてアクセルを開いたら、その抜いた選手に接近してしまうわけでしょ。
僕がマルクの立場だったら…もちろん、ムカつきますけどね。でも、色々と分析してみるだろうし…レースでは、この手のことが求められてるんだし。
この手のことに検閲はかからないものでしょ…こう言うことがあると、盛り上がるんだから。」

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（参照サイト：『Moto.it』）