ラズガットリオグル：モトGP移籍に関する真実を語る

『ラズガットリオグル：モトGP移籍に関する真実を語る』

★7月12日〜14日、ドニントンサーキットでSBKプロセッコDOC UKラウンドが行われている。

★7月11日の木曜会見でトプラク・ラズガットリオグル（27才、BMW）が、次のように話した。

【6月のミザノラウンド以降、貴方のモトGP移籍の話題が加熱しているが…】
「まず初めに言っておきたいんですが…僕は来年もBMWでSBK参戦します。
この数週間、モトGP移籍の話題が出ていたことは知ってますが、その件については2026年に向けて話をする予定であり、確実にそうなると言うような話にもなってません。
今はモトGPのことは忘れて、このままSBKに集中すべきでしょう。現在、総合首位に就いていて…BMWにとっては、ちょっと物凄いことなんですから。
皆で一丸となって素晴らしい成果を出しているのだから、世界チャンピオンになれたらと願っています。」

【モトGP移籍については、なにか具体的な話があったの？】
「ケナン（ソフォーグル、マネージャー）が取り仕切ってくれていて…その件については、一緒に話し合いました。
ただ、僕としては重要ポイントは1つだけで…然るべき契約内容で、なおかつ最新機でない限り、モトGPに移籍すべきではないと思ってます。
モトGPに参戦するトルコ人ライダー第1号だからとか、頭数合わせのためにとか、とにかく出てみたいからと言う理由では移りたくないですね。
しかも、最初、苦労することは目に見えているのだし…もちろん、苦労は厭わないけど、総合順位の最下位争いのための苦労はねぇ。
苦労するならトップ争いでしたいし、そもそもSBKとモトGPは完全に別物ですから。こっちのパドックはアットホームな感じで…こっちのレースで満足してますから。」

【ホンダのSBKチームから本当にオファーがあったの？】
「現在、僕はBMWに所属してますからね…SBKで乗っているこのマシン以外に興味はありませんよ。
もちろん、いくつか他のチームが名乗りを上げてはくれたけど、SBK参戦を続けるならBMW以外のマシンには興味ないんで。
僕がBMWと契約した時はかなり話題になって…『これでトプラクも終わりだ』って、言ってた人達もいましたからね。信じてくれない人達が大勢いたけど、今は総合首位なんだから。レース優勝も1回だけじゃないんだし。
ですから、今の僕にはBMWだけです。モトGPに関しては、来年、話し合いますよ。」

【ところで、先週、トレーニング中に転倒していたが…大丈夫？】
「あの転倒は本当に怖かったですね…トレーニング用のマシンだったんですが、凄まじいハイサイドだったんですよ。
片足骨折かもって思ったほどで…すぐに激しい痛みを感じたもんですから。さいわい、動かすことができたんで…骨折はしてないって分かりました。
その後、病院で診てもらって…歩けるようにもなったし、その後はトレーニングも再開できました。」

★なお、ソフォーグルマネージャーも7月3日に、「ラズガットリオグルは2025年もBMWからSBK参戦する。モトGP参戦が可能になるのは2026年だろう」と宣言している。
モトGPに関しては、複数のファクトリーチームが関心を寄せてはきたが、プライベートチームとは接触したことはないとのこと。

★ちなみに6月末までのインタビューで各プライベートチームの責任者は、ラズガットリオグル獲得の可能性について次のように話していた。

パオロ・カンピノーティ（プラマック・チームオーナー）
「（ラズガットリオグル加入の噂は）ただのゴシップですね…100％ないです。」

パブロ・ニエト（VR46チームマネージャー）
「SBKではかなり速い選手だから、こっちでも良い仕事ができるかもしれませんね。
ただ、来季に向けての選手候補は何名かいて…今のところ、うちの候補には上がってません。」

ミケーレ・マジーニ（グレジーニ・チームマネージャー）
「うちは、どの選手も除外する気はありません…全選手について検討してますよ。
うちは常に、やる気のある選手を探してるんですよ…うちのようなパッケージで抜きん出ようと思ったら、重要なことですからね。」

（参照サイト：『Gpone』）
（参照サイト：『Corse di moto』）
（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）