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クラッチロー、ザルコ代役『こんな無謀なこと引き受ける奴なんて、他にいない』

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『クラッチロー、ザルコ代役:こんな無謀なこと引き受ける奴なんて、他にいない』

★5月29〜31日、イタリアGPが『ムジェッロ・サーキット』で行われる。

★5月28日(木)、ケガ療養中のヨハン・ザルコ(35才、ホンダLCR)に代わり、カル・クラッチロー(40才)が参戦する。

★クラッチロー元選手は2015〜2020年までホンダLCRからモトGP参戦し、3回優勝を獲得している。2021年からはヤマハのテストライダーを務め、最後にモトGP参戦したのは2023年10月の日本GPである(13位)。

クラッチロー元選手が木曜会見で次のように話した。

【今回の代役参戦については…?】
「25日(月)に連絡が来たんだけど…出るって決めるまでに、時間がちょっとかかりましたね。
帰宅したら、あちこちから連絡が来て…口々に『復帰して欲しい』って言われました。今、(ザルコが)どんな状況かは分かってたんで、冗談だとは思わなかったけどねぇ。
家に帰ったら、ルーシー(妻)から『ダコタ・マモラから連絡があった?』って訊かれて…ルーシーの方には、もう電話があったって言うんすよ…『奥さんの許可が欲しい』って(笑)。
で、『俺は興味ないんだよね』って言ったら、ルーシーが『なんで?ずっとレースに出てきたのに?』って言うから…ちょっと迷ってから、26日にダコタに連絡して、まずは事前に走行テストができるかどうか相談したんすよ。じゃなきゃ、さすがに無理でしょ…ブランクが長いんだから。」

【走行テストはミザノで行ったそうで…】
「ムジェッロの方は金曜FP1から第1コーナーで時速360km出るからねぇ…さいわい、昨日テストで何周か走って、おかげで今日は(身体が)バスにでも轢かれたような感じっすよ(笑)。
まぁ、これが他のチームからの頼みなら引き受けなかっただろうねぇ…ドゥカティファクトリーだろうがアプリリアだろうが断ってましたよ。ルーチョ・チェッキネッロのチームだからこそ、引き受けたんであってね。
『やれないことはないか…』とまでは思えたけど、とにかく、無理強いされてるわけじゃない…まずは参戦可能かどうかを見極め…自分でも分かんないんだしね。セッション毎に様子を見ていきますよ。
昨日のテストは久しぶりのモトGP機だったんで、最高って感じで…奇妙な感触だけど、予想通りって感じかな。まぁ、正確な予想は立ってなかったけど。
もっと遅いかと思ってたんだけど…とは言え、あんまりにも遅いんでムカついたねぇ…これが現実なんすよ。それはそれで良いことかもしれないけど、まずは乗りやすい状態にしないとね。
今のところ、エルゴノミクスがイマイチなんすよ…マシンが大変わりしちゃってるもんだから。」

【体調の方は…?】
「良いっすよ…昨日、グローブで親指を擦りむいたけど、手は大丈夫なんで。一番心配なのは体力でしょうね…自転車にはけっこう乗ってるから操縦はできるけど、モトGP用の体作りってのは別物だから。
参戦できる状態じゃないとね…無理そうなら、予定変更ってことで意見は一致してるはずなんで。このモトGP機を改めて理解しなきゃだけど、でも、セッション毎に馴染んでいけるかどうかの手応えもないとね。
まぁ、エルゴノミクスを変えたら何とかなると思うけど。」

【今のモトGP機は、そんなに変わっているの?】
「一番ショックだったのは、1周走ってタイムを見た時っすかねぇ…。昔、ミザノで表彰台に上がった時のタイムを覚えていて…走ってる時は『俺が一番!』って思ってたのに、実際のタイムは10秒も遅かったんすよ。
(笑いながら)テスト序盤はそんな感じで…ストップウォッチが壊れてるの?って訊くべきか、それとも、お悔やみを言うべきか…迷いましたよ。でも、その後、良くなって行って…。
操縦が難しいのは、そう言うマシンだからって話じゃなく、こっちのブランクが長いからなんだけどね。まぁ、こんなこと誰もやらないんじゃないの…そこまで無謀な奴なんていないでしょ。
こっちも最初は断ろうと思って…昔よりは落ち着いて、昔ほどイカれちゃいないはずなんだからって。でも、そうでもないことに気づき…結局、ルーシーに言われたんで引き受けることにしたんすよ。
ルーシーは、これまでのキャリアずっと側に居て…決める時は一緒に決めてきたんだから。これまでだって、ずっと冒険みたいな人生だったんだから…ここで立ち止まるわけにはいかないでしょ。」

【ただ、ザルコ選手の療養は長引きそうで…今回だけの代役では済まないのでは?】
「もちろん、ヨハンの様子も見ていかないとね…ヨハンとは友達なんすよ。好きなんすよねぇ…なんか、ヨハンを見てると自分のことを思い出しちゃって。
とにかく、復帰したがっていて…絶対、以前より強くなって戻ってきますよ。精神的にもね。大変な時期だと思うし、ヨハンのことは本当にリスペクトしてるんすよ。
まぁ、このチャンピオンシップで一番才能がある選手ってわけじゃないだろうけど、でも、昔の俺みたいに人一倍努力していて…昔の自分を思い出しちゃってねぇ。
できるだけ早く復帰できると良いんだけど。」

(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

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