『マルケス:ロッシを倒せることは分かっていた』
★5月4日(月)、モトGPのヘレス公式テストにマルク・マルケスが参加した。左手小指の負傷に加え、レースで疲労したせいか風邪を引き、熱も出ている状態で、新スイングアームを試し、マシンのリア部分の問題の解決に励んだ。
★マルケス選手のコメント。
「ポジティブな1日でした…1組だけタイヤを使って、31周回しました。あまり具合が良くなかったんで…ヘレスGP中に無理をしたものだから、右腕がけっこう大変で…結局、作業を全部終わらせることはできませんでした。」
【テストの内容の方は…】
「ポジティブな側面はあるし…全体的には、ネガティブ面は皆無でしたよ。でも、ル・マン次戦で使うかどうかは、まだ今の段階では何とも言えません。まず、データを分析してみないと。僕は1周タイムよりペース面を改善させる方に関心があるんで…1周ラップの方は既に順調ですから。新マテリアルのお陰でマシンの安定感が増したし、操縦しやすくなりました…でも、スゴく変ったってわけではないんですけどね。ホンダの技術スタッフ達も、その事は分かっていたわけだし、今回のテストは特に、今後、どう言う方向で進むのかを理解するためのものでしたから。」
【作業のポイントも明確…】
「バンクアングルと加速での最大グリップを見つけること…それから、リアに関しては進入を改善することですね。ドリフトしながらコーナーに入って行くのは面白いし、見ごたえもあるんですが、タイムはロスしてしまうんですよね。」
【でも、マルケス&ホンダ機の組合せは最強でしょう…】
「ここのコースではロレンソが常に強かったですよね…驚きはしませんけどね。でも、僕の最大のライバルは今でもロッシですから。彼の前に出ることは重要だったんです…つまり、総合順位での
ギャップを縮められますからね。僕のメンタルの方は何も変ってませんよ…3戦前から、ロッシと同じレベルにいるって事は分かってましたから。」
【明日はミール医師の診察だとか…】
「ル・マン戦では特製ハンドルを使わずに済むと良いんですが。」
(2015年05月04日『Gpone』記事参照)
マルケス選手の特製ハンドルについては、こちらをどうぞ。
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【2015年ヘレスGP内輪話】
●マルク・マルケス:小指負傷の乗り説、今後の大きな問題点とは?
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