『イアンノーネ:このまま続けてはいけない』
★7月12日(日)、ザクセンリンク決勝レースではドゥカティ勢トップの5位で終えたアンドレア・イアンノーネが、次のように語った。
「今週末はずっと苦戦して…徐々に状況を好転させることはできたんだけど、期待してたほどではなかったですね。でも喜んでますよ…今回のレースウィークエンドは最良の方法で乗り切ったと思ってるし、出来る限りのポイントを獲得できたんだから。」
【その点については大満足?】
「これ以上のものを求めていかないと…シーズン後半はもっと上位陣に迫っていって…ずっと今みたいに苦戦し続けるわけにはいかないでしょ。」
【今シーズン前半の感想は?】
「もっと期待してたって言ったら、上から目線すぎるでしょうね。総合3位になれるなんて思ってもいなかったことだし、最後までこの順位でいければ良いんだけど…でも、現在の状況からすると、不可能そうかな。」
【でも、来週ミザノで2日間のテストもあるし…】
「ドキドキしてるんですよね…更に改善できるもんかどうか。ポジティブなのは、どこに手を入れれば良いかが分かってるってことで…マシンを深く倒した時のグリップ不足に苦戦してるんでね。今回のザクセンリンクでは、そのせいでセクターだけでも0.3〜0.4秒ロスしてたから。」
【にも関わらずミスなしで…去年とは何が変わったの?】
「手に入らないものを渇望すると、リスクを冒してしまい、ミスるじゃないですか。でも、これで甘んじておこうって思うと、もっと簡単に結果を出すことができるでしょ。甘んじるってのは僕のスタイルではなかったんだけど、今年はドヴィツィオーゾから学んで、自分のパフォーマンスを具体的なものにしたいんですよ…今のところ上手くいってるでしょ。それに、うちのGP15機のおかげでミスもカバーできるんですよね…GP14機だと、こうはいかなかった。」
【今年、他にも学んだことがある?】
「ありますよ…モトGPクラスでも実に速く走れるってことですかね。表彰台にも2回上がったし、上位陣に何度も接近できたし。以前はトップライダーと競り合えたことなんてなかったから。今シーズンの乗り切り具合にも満足してるし、ボックスでの仕事振りにも満足してます…ただ、厳しい状況ですけどね。」
【更に改善したい点は?】
「ジジ・ダッリーニャ(ドゥカティのゼネラルディレクター)がGP15機について話す時に、よく言う言葉なんだけど…あらゆる所ですね。」
(2015年07月12日『Gpone』記事参照)
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