サロム事故：ロッシ、マルケス、ロレンソ、ペドロサ見解：2016バルセロナGP

『バルセロナ：選手らがエスケープゾーン拡張を要望』

★6月6日（月）、故ルイス・サロムの転倒事故の原因が『SAG』チームより公表された。

★モトGPライダーらが事故現場について、各自の見解を次のように示した。

・ヴァレンティーノ・ロッシ
「テレメータのデータは見てないが、あの転倒については今でも奇妙な感じがするんですよ。（通常より）わずか9ｍ先でブレーキをかけたわりには、やけにスピードが出てるでしょ。確かにＦ1のせいで路面に陥没ができていて走りづらいし、グリップもかなり落ちてはいますけどね。
アッセンＧＰ（のセーフティ・コミッション会合）では、来年に向けての改善について話し合うつもりです。元々のレイアウトの方が良いが、確かに危険箇所が2つあるから。今後も使い続けていくには、エスケープゾーン拡張が必要でしょ。」

・マルク・マルケス
「今日（のバルセロナテストで）、酷い転倒をしてしまったんですよ。でも、エスケープゾーンが広い所だったので問題ありませんでした。転倒には常に理由があるけれど、真の問題点はバリアまでの近さなんですよね。」

・ホルヘ・ロレンソ
「あの2つのコーナーを使っていくつもりなら、エスケープゾーンのスペースを拡張し、砂利を敷かないと。第12コーナはＦ1では使ってないんだから邪魔にはならないでしょ。今回のようにシケインを使うと、僕とイアンノーネに起きたようなミスの場合、危険が生じる可能性があるんですよね。」

・ダニ・ペドロサ
「今日（のバルセロナテストで）気づいたんですが…シケインを使う場合、コースは若干下り気味になり、ブレーキがかけづらくなるんです。そのうえ、膨らんで入って行きやすくなり、そのため白線に乗り上げてしまうんです。ペンキが何度も塗り重ねられたように分厚くなっていて、フロントのコントロールが難しいんですよ。」

（2016年06月06日『Gpone』記事参照）

6月3日（金）夕方にコースレイアウトが変更され、翌4日（土）にロッシ＆ロレンソ両選手が不満を訴えたところ、同じヤマハのポル・エスパルガロ選手にまで批判され、すっかり四面楚歌になってしまいました。
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【2016バルセロナGPまとめ その1 ヤマハ】［2016年06月08日 Vol. 94］

●ロッシ＆ロレン四面楚歌、ポル・エスパルガロも激昂

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