MotoGP

ロッシ『マルケスは僕の改良版』:2013ラグーナセカGP

さて、大いに盛り上がったラグーナセカ戦のマルケスvsロッシのオーバーテイク!
まずは観てみますか。下の映像の55秒ぐらいから始まります。



これ、なかなかのハイライト映像でしてね。
スミス選手のリタイヤやドヴィツィオーゾ選手がヘイデン選手にふらついて行くところ、それからマルケスvsブラドル選手のオーバーテイクなんかも映っとります。
そうそう、4分44秒ぐらいからロッシ選手のマルケス首締めシーンもありますな。

今回のオーバーテイク…
2008年のロッシvsストーナーのオーバーテイクの再来…と思われた方も多いでしょうが…
レース後のプレスカンファレンスでも熱い盛り上がりがあったようですぞ。

motoit-rossi-suppo.jpg


★ラグーナセカGP決勝レース後のプレスカンファレンスで、次のような会話がなされた。

ヴァレンティーノ・ロッシ
「リヴィオ・スッポ(現在、ホンダのチームマネージャー。2008年当時はドゥカティのモトGPプロジェクト責任者)はどこに居ますか?
2008年のオーバーテイク以降、2〜3年の間、貴方とストーナーは、あのオーバーテイクは規則違反だとしつこく言っていたが、今日、何か言う事はないんですか?」

リヴィオ・スッポ返答
「マルク(マルケス)に感謝してます。やっと仕返しできたわけだ。」
(Source:2013年07月22日 Moto.it記事より抜粋)

上の記事によれば、スッポマネージャーの返答の後は場内に笑いが起きたそうでして。
あっ、それから…レース直後にはヤマハのリン・ジャーヴィス/マイオ・マレガッリ両氏が同オーバーテイクについてクレームを出したそうなんですが、その後、「映像の確認を要請しただけ」とヤマハ側から発表されたとも書かれてますね。
ちなみに今回のマルケス選手のオーバーテイクについて、スッポマネージャーはこんな風に言っとります。

「ヴァレンティーノがケーシーに対して行なったオーバーテイクに似てはいるが同じではない。ヴァレンティーノは後ろからケーシーのラインを横切って来て…危険な接触もあった。一方、マルクのはアウト側からだし、ラインもまったく交差していない。ショートカットはどうか?前例があって処罰もされていない…同じポイントでね。今回、処罰が科せられるのは馬鹿げてるでしょ。」
(Source:2013年07月22日 Moto.it記事より抜粋)

恒例の『Gpone』ねっとりインタビューでも、今回のオーバーテイクについてねっとり聞かれているドクター・ロッシであります。

[下記写真はMediaset.itより抜粋]
sportmediaset-rossi.jpg


「【今回のオーバーテイクについて】マルクは常に僕に対して思いやりがあるし、表裏もないようだし。彼とは上手くいってるし、接戦での彼の姿勢も気に入ってます。それに僕はもうどっさり勝ってきたし、キャリアにおける決定的な瞬間でもないんで。だから(今回のオーバーテイクは)冷静に受け入れられますね。

2008年に僕はモーターレース史上でも一、二を争うようなオーバーテイクをしたと思ってるんだけど、マルクのも同じですね。あの手の操縦には危険が伴う。多分、規則から言えばパーフェクトではないだろうけど、チャンスがあるなら試すべきでしょ。

【シーズン前半でマルケス選手がこれほど活躍するとは?】正直、これほどだとは思ってなかった。驚異的ですよね。僕が500ccで初シーズンの時なんか、序盤のレースでは転倒していたしね。マルクって言うのは僕の新型…アップグレード版なんじゃないかなぁ。」
(Source:2013年07月22日 Gpone記事より抜粋)





んで、ロッシ選手のべた褒めを聞かされたマルケス選手は…
むふふ…もう溶けそうですな♡

gpone-bradl.jpg


★ロッシ選手からの賛辞を聞き、ただただ赤くなるマルク・マルケスのコメント。
「ヴァレンティーノが言ったある種の言葉を聞くと、ある種の気分になってしまうんです…僕の憧れの1人だし、モーターレース史上でも一、二の重要ライダーですからね。でもコースに降りたら話は別で、そう言う事は考えませんが。

【コークスクリューでのオーバーテイクについて】もうヴァレンティーノにも、オーバーテイク著作権料は支払いますって言ってあります(冗)。昔、TVであれを見た時は不可能だろうって思ってたんですよ。でも、ちょっと膨らんで差しかかって…スペースがなくて飛び込んで行きました。面白かったです。」
(Source:2013年07月22日 Gpone記事より抜粋)





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