MotoGP

2014ヘレスGP【決勝レース経緯】:モトGP・モト2・モト3


モトGP『へレス決勝の経緯』

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★へレスサーキットは全長4423m、左折コーナー5ヶ所、右折コーナー8ヶ所。2006年のローリス・カピロッシ(ドゥカティ)以降、ポール・トゥー・ウィンを決めた選手がいない。

★今回のタイヤは大半の選手がフロントにミディアムを選び、ハードにしたのはロッシ/ポル・エスパルガロ/レディング/パークスのみ。リアタイヤはファクトリー選手は、スミス/バウティスタ以外は全員ハード。オープン&ドゥカティはドヴィツィオーゾ/クラッチロー/イアンノーネ/エルナンデス/アレイシ・エスパルガロ以外、全員がエクストラソフトを選択。

★レース序盤、唯一、1分39秒台で安定した周回を重ねたマルク・マルケスが優勝。マルケス選手は全クラスを通じ、唯一、優勝のなかったヘレスサーキットをも制覇した。
マルケス選手のコメント。
「ここヘレスではいつも苦戦するんですよ。だから、こう言う風に勝てたって言うのは…面白くはないんですが、とにかく特別なものではあります。もう少し競り合いになるようなレースを期待してたんですが…特に、ヴァレンティーノ(ロッシ)とね。それから、ホルヘ(ロレンソ)やダニ(ペドロサ)とも。でも、逃げ切れそうだったんで、そうしました。これで良しです。また25ポイントですからね!」

★フロントにハードタイヤを選び、2位を獲得したヴァレンティーノ・ロッシのコメント。
「実に嬉しい。ヘレスでの表彰台は、2010年が最後ですからね…得意なコースの1つなのに。ここのコースは『大聖堂』って呼ばれてますよね!マルケスの事は惜しかったなぁ…もっと接近していたかったが、あまりにも速すぎてね。僕はエクストラハードを履いてたもんだから、序盤は苦戦してしまったんですよ。正しい選択だったと思います…ホルへの(タイヤの)タレ具合を見る限りはね。その後、ダニ・ペドロサが追いついて来て…死んでも抜かせはしないって思いましたよ!」

★序盤で苦戦しつつも3位でゴールしたダニ・ペドロサのコメント。
「ヴァレンティーノ(ロッシ)を抜こうとしたが、結局、何か足りなかったんですよね。序盤は惜しかったです…最大プッシュをしたけれど、フロントが何度も切れ込んでしまい…特に高速コーナー(Sito Pons)が酷かったですね。それで4位に留まってたんです。マルクが逃げ切ってたけど、どうにもできなかった。終盤は同じリズムで走れるようになってきましたが。ホルヘを捕らえ、その後、ヴァレンティーノにも挑んでいったがコーナー2つほど足りなかった。明日のテストではマシンを改善していきますよ。」

★ホルヘ・ロレンソは終盤はフロントタイヤが消耗し、4位。
マッシモ・メレガッリ(ヤマハチームマネージャー)のコメント。
「セッティングはロレンソもロッシも、ほとんど同じで…フロントタイヤの選択が違うだけです。ロッシはハードで…その方がブレーキングで安定感がありますから。ただ、フィーリングの問題で、パフォーマンスレベルでは変わりませんよ。」

★5位アンドレア・ドヴィツィオーゾのコメント。
「前からスタートって言うのは良い感触ですよ。少なくともコーナー1つは首位で走れた。満足してます…かなり難しい状況を乗り切りましたから。もちろん首位との差は大きいが、それは分かっていた事だし。バウティスタやエスパルガロとは大接戦で、何度も抜きつ抜かれつを繰り返しました。これでOKですね。」

★カレル・アブラハムが早々に転倒リタイヤ。ミケーレ・ピッロも転倒リタイヤ。アンドレア・イアンノーネも転倒リタイヤ。

★カル・クラッチローが10位を走行中、立腹してボックスに帰還しリタイヤ。ダヴィデ・タルドッツィ(ドゥカティの編成コーディネイトおよびロジスティック担当)によれば、ブレーキのオーバーヒートが原因の模様。

★ダニーロ・ペトルッチはウォームアップ中の転倒で左手首を骨折し、棄権。

(Source:2014年05月04日 Gpone記事より抜粋)

モト2『へレス決勝の経緯』

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★モトGPからの降格後、モト2クラスで苦戦していたミカ・カリオが優勝を決めた。2013年ブルノ戦以来、久し振りの優勝となり、特に今回はポール・トゥー・ウィン。
チームメイトで総合首位のエステヴェ・ラバトは得意なコースだったが、4位でゴール。今回のレース結果で、ラバト選手が83ポイント、カリオ選手が67ポイントとなった。
カリオ選手のコメント。
「総合順位でラバトに接近する事が、ここスペインでの第一目標でした。一番嬉しいのは、マシンの調整が最高に行ったって事ですね。本番では思い通りのレースができました。最初からプッシュして、自分のペースを維持してね。上手く行きました。満足です!」

★2位ドミニク・エガーターのコメント。
「レースは実に上手く行きました!厳しいレースだったが、良いスタートが切れたし…ただ、序盤2〜3周でちょっとミスってしまい、カリオに逃げ切られてしまった。でも、今回の2位は満足ですよ!」

★3位で、ファーステストラップ(1分42秒8)を記録したジョナス・フォルガーのコメント。
「本当に嬉しいです。モト2デビュー年なもんですから。出だしは厳しかったが、チームが凄い働きをしてくれました。レース毎に進歩していっていて…もうOKですよ。表彰台争いをして行きます!」

★昨年のヘレス戦で優勝しているラバト選手は、ここまで3戦連続して表彰台に上がってきたが、ホームレースでは8位まで下がり、最後は4位でゴールした。

★タカアキ・ナカガミがレース中に最終ラップで2度転倒し、リタイヤ。

★シモーネ・コルシも2度転倒。

★早々にロレンツォ・バルダッサッリが転倒リタイヤ。ルイ・ロッシとサム・ローズも転倒。
(Source:2014年05月04日 Gpone記事より抜粋)

モト3『へレス決勝の経緯』

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★Sky VR46チームのロマーノ・フェナーティがアルゼンチン戦に引き続き優勝。グリッド10位スタートからの追い上げ勝利。最終ラップの最終コーナーではアレックス・リンスが攻めたものの膨らんでしまい、その隙をついてフェナーティがゴール。
フェナーティ選手のコメント。
「他の選手らが抜け目なくて…僕の後追いをしようして。僕は最初からプッシュして行ったんです…あまり考え過ぎないようにしてね。レースは難しかったけど、結果には満足です。後ろからのスタートだったんで、容易くはなかった。」

★2位エフレン・ヴァスケス、3位アレックス・リンス。4位ジャック・ミラー。

★ニッコロー・アントネッリは第3ラップでバニャイア選手と接触し、スリップ転倒。リタイヤ。グラナード選手も同様。シッシス選手はマシントラブル。また、後方陣のDeroue選手のグループに対し、マシントラブルによるホワイトフラッグが上げられた。

★リヴィオ・ロイ転倒、ケガはなし。
(Source:2014年05月04日 Gpone記事より抜粋)

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POSTED COMMENT

  1. bb より:

    中上の予選後のインタビュー、表情がね・・・
    マシン、チームもか?信頼できてないって感じがにじみ出ているような気がした。

    イタルトランスにそのまま残留していた方が数段良かったんじゃないか?
    岡田は何をしているんだろう。自分の都合の為に若手を潰すのか?

  2. より:

    アンチウイリーか?自分クラッチか?ヒョコたんスタート。 ロレンソがヤッテどうする!
    あのロングランは何だったのか。レースでタイム上がらず、しかも後半垂れた。
    一体、何があった。 去年、いつも完璧なスタートだった、ロレンソはどこ行った。

    ロレンソの要求するタイヤだけが、他者と随分方向性が違うのかな、やっぱり。
    辛いが既存の武器で戦うしかない、頑張れ。

    ロッシさん、タイヤがもって完全復活。フロントハードまたしても成功。
    (ホントは前戦もこんな感じになる筈だった。ペドロサには負けたかも、だが)
    ホントに凄いライダーだ。破格のマルケスさえ居なければ、もう一回タイトル争いの勢い。

    ペドロサ、完敗。ロッシを攻略出来ず。
    もう、無冠どころか無勝(こんな言葉あるのか)も有り得る。
    ケーシー来て、更にマルケスじゃ辛すぎるが、以外にタフな精神力。
    次は、サーキットレコード、ファステスト、予選ベスト、全部持ってるルマンだ、頑張れ。

    マルケス、
    ロッシに絡まれるのを嫌ってか、ただ一人、39秒台を、3、4、5周と出し一気に極限スパート。
    その後は、0.5秒落としだったが、迫力を失なわず、それなり攻めの走りで優勝。
    もう言う事なし。 4戦連続ポールtoウィンですよ。だんな。

    次は、あそこですよ。マルケスの天才性、学習能力の高さを見せつけたウエットレース。
    MOTOGP初のウエットで、メタクソだった走りが、あっと言う間に安定し、ファステスト。
    そして、5人抜きでだったか、表彰台までたどり着いた、ルマンですよ。

    誰が止めるって言うんだ、今年のマルケスを。

    これはもう、呪文を唱えるしかない。 カームバーック、ケーシー、 みたいな。

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