『茂木転倒から表彰台まで1年』デ・アンジェリス：2016 SBK ラウジッツリンク

『デ・アンジェリス：地獄から天国まで1年弱』

★9月18日（日）ＳＢＫラウジッツリンク戦レース2で、アレックス・デ・アンジェリス（アプリリア）が雨の中、技と経験と意地でもって2位を獲得した。

★デ・アンジェリス選手は今シーズンよりＳＢＫにフル参戦しており、今回が初表彰台である。
なお、同選手が最後に表彰台に上がったのは2012年セパン戦モト2レースだった（※優勝）。

★デ・アンジェリス選手は昨年10月のモトＧＰ茂木戦で転倒して以来、フィジカル面が100％ではなかった。

★デ・アンジェリス選手のコメント。
「まず第一に今回のリザルトは家族と、それからジャンピエロ・サッキ氏（チームマネージャー）に捧げたいです。彼らに支えられ、寄り添ってもらえたからこそ、こう言うことが成し遂げられました。
茂木で酷い事故に遭い、この何ヶ月間は僕と家族にとって試練の日々でした。でも、決して引き下がることなく、冬季オフシーズン中はレース復帰を目指してトレーニングを続けていました。今でも理学療法とアスレチックトレーニングは続けてます。
また今回のリザルトは、僕らが正しい選択をしてきたことの証明にもなるでしょう。モトＧＰを辞め、ＳＢＫに移ったことが正しかったと。主役になることが可能なＳＢＫにね。
今日は転倒せずに走り続けるのが本当に大変で、僕の経験の全てを駆使して完走できたと思ってます。スタートでは自分の走行ラインをたどることができ、大勢を抜いて行きました。その後、（トム）サイクスが転倒するのが目に入り、僕の前にいた（ロレンツォ）サヴァドーリも限界ギリギリぽかったですね。サヴァドーリが転倒した時は、どうすれば完走できるかってことばかり考えてました。その後、ボックスからの指示により自分のリズムをコントロールでき…今の心境は、もう信じられないですね！」

（2016年09月18日『Motosprint』記事参照）

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