『ロッシ:路面に難あり、再舗装するには資金不足…』
★8月7日、チェコGPでヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)が、FP1で8位を、FP2で12位を獲得した。なお、FP総合も12位。
★ロッシ選手のコメント。
「タイムアタックでの操縦がいまいちだったけど、ペースは良いんですよ。ヘレスで使ったセッティングに確信が持てました。このセッティングで作業を続ける予定だし、やることは山積みだから。
明日の午前セッションの目標はトップ10入りだし、あと、もっと改善していかないと。スピードがあまり出せていない箇所がいくつかあるんでね。
それから、レース用のリアタイヤも決めないと。ソフトは難しそうなんで、ミディアムかハードになると思うんですよ。あまり大きな違いはないんですけどね。
問題はグリップ不足でねぇ…タイヤが滑りまくってるし、損耗がひどくって。」
【ブルノのアスファルトはもう12年も再舗装されておらず…】
「まぁ、覚悟はしてましたけどね。もう何年も前からこの状態なんだから。ブルノは相変わらず素晴らしいトラックだけど、アスファルトの方は素晴らしいとはほど遠い状態で、誰にとってもハンディキャップになってるでしょうね。」
【2年前、バルセロナではライダー陣の抗議により路面が再舗装されたが…】
「セーフティコミッション会合で話し合って、舗装作業をしてもらえるようプッシュはしてみるけれど、とにかく、問題は資金の方ですからねぇ。
何百万ユーロも誰が出すんだ?って話でしょ。ここのサーキットが厳しい状況だってことも分かるし…観客は入れられず、開催イベントだって多くはないのだから。
通常、僕らライダーらの話は聞いてはもらえるけれど、決めるのはオーナーとドルナですからね。資金が十分にないならば、たいしたことはできないでしょう。」
【開幕戦から負傷者が多発し、今日はバニャイア選手が骨折していたが…】
「7月のヘレスで路面60度でしたからねぇ…ベストな時期とは言えないでしょ。でも、とにかく、今年は緊急事態だから。
今回のブルノは路面の陥没が多く、グリップが少ないんですよ。マシンのコントロールは難しいですよね。
ヘレスは酷暑で、ここは路面のせいで転倒が多発してるんです。」
【今日、首位から13位までのタイム差が、わずか0.8秒ちょっとだったが…】
「もの凄く拮抗してますよね。ここ数年、全体的にレベルが平均化するようドルナが奔走し、まぁ、それが上手くいったと言うことなのでしょう。
エンジンの開発を凍結させ、タイヤや電制システムをワンメイクにし…各種要因により、こう言う風になったわけでね。あと、ライダー陣もプロフェッショナルになってきていて、かなり鍛えているし、レースウィークエンドまでにかなり研究して、金曜FPセッションは準備万端で挑んでますからね。
本人たちはストレスだけど、TVで観てる分にはかなり面白いんじゃないんですか。」
Rossi: "A Brno l'asfalto è un problema, come i soldi per rifarlo": "Le tante cadute? A Jerez per il caldo, qui per le buche". Vinales: "devo battere Quartararo? Sono concentrato su di me, non su di lui" https://t.co/JdKBMCWvL3 pic.twitter.com/8BCmFCkK8y
— gpone.com (@gponedotcom) August 7, 2020
(参照サイト google 翻訳:『Gpone』)
1秒圏内に15人もひしめいているこの状況は、電制システムによるものでしょうね。
スライドコントロールのサポートに下駄を履かせる事でライダーの能力差を埋めているわけでありこの方向に進化を続けるとF1のようなつまらない世界になりそうです。