MotoGP

ロッシ母、息子達を語る『比較なんてしたら2人から叱られるが…』ステファニア・パルマ

『パルマ:比較なんてしたら2人から叱られるが…』

★ヴァレンティーノ・ロッシおよびルーカ・マリーニの母親であるステファニア・パルマさんが、最近、イタリアサイトのインタビューで次のように話した。

【今年から兄弟2人ともモトGP参戦となったが…】
「オートバイ好きは初陣を楽しみにするもので…もう少しの辛抱ですね。モトGPクラスに息子2人が参戦と言うのは、私にとっては大変で…とにかく、速いですからねぇ。」

【まず、次男のルーカ・マリーニについては?】
「カタールテストから戻って来て、少し話をしました。22日(月)には2人ともまたカタールへ行ってしまうんですが、(マリーニの)話している時の様子は良かったですよ。落ち着いていて、集中している感じで。
モトGP機を試せて本当に嬉しそうにしていたし、とても良かったそうです。まぁ、シートの問題はどうにかしないといけないと言ってましたけど。」

【なにかアドバイスはしたの?】
「(笑)あら、そんな…しませんよ。まずは見てみないことには。今は、サーキットへ観に行くこともできませんしねぇ…。」

【マリーニ選手はドゥカティからのモトGP昇格となったが…かつて、ロッシ選手が同メーカーでキャリア最悪の時期を過ごしていたことが頭をよぎったりした?】
「そんなことは、全然ありませんよ。当時とはマシンが別物だし、イタリア製ですしね。(ドゥカティが)ドイツ人が所有している会社だなんてことはどうでもいいです。とにかく、製品はイタリアで作られてるんですから。
それに、モトGP機と言うものを理解するには、ちょうど良いマシンだと思うんです。もちろん、一番乗りやすいマシンでないことは分かってますが、でも、ドゥカティの電制システムは最も進化しているって言うじゃないですか。」

【しかし、バニャイア選手がドゥカティからモトGP昇格し、当初、かなり苦労していたが…】
「それはそうですけど…でも、(マシンのことが)上手く消化できたなら、どんどん前に出て来てるじゃないですか。」

【ところで、ロッシ&マリーニ兄弟はどの辺りが違うの?】
「(比較なんてしたら2人から叱られると前置きしつつ)ヴァレンティーノがモトGPに参戦した頃は、今と時代も違いますしねぇ…当時は、ライダーの繊細さや頭脳が違いを生み出していたでしょ。
今は電制システムがあるから…助けになってはくれるけど、色々と複雑にもなってますよね。ライダー自身の才能は、以前ほど大きな決め手にはなっていないでしょ。
まぁ、ルーカはどうなることか…。ルーカの方がもっと科学的と言うか…論理的とでも言うか。」

【マリーニ選手がロッシ選手のようなキャリアを歩むのは難しいように思えるが…ロッシ選手は既に18才でタイトルを取っていたわけだし…】
「ルーカについては…私達が間違っていたんですよ。そのせいで、キャリアをすんなり進んで行けなかったんです。私が反対してたものですから、何年もの間、あの子は私とも戦わなければならなかったんです。
でも、ルーカの勝ちですね。とにかく、意思の固い子で…。今はそれも嬉しく思ってるんですけどね。ルーカは自分なりのやり方と力でもって、たどり着いたんですから。」

【昨シーズン、マリーニ選手は、もう少しと言うところでモト2タイトルを逃してしまったが…】
「ル・マン戦が大きく響いてしまいましたね。あの時の転倒は本当に酷くって、その後ずっと引きずってしまってねぇ。今でも大変そうで…足首は晴れてますし。さいわい、もうオートバイは懲り懲りだって気持ちにはならなかったようで。
でも、あれはツイてませんでしたね。タイトルを獲得するには、本当にすべてが滞りなく進んでくれないと駄目なんですよねぇ。」

[ 後半に続く ]

(参照サイト:『Moto.it』)

ロッシ&マリーニ兄弟と母の関係は?って話は、note『ロッシ特集:兄弟インタビュー&母親インタビュー』でどうぞ!

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