MotoGP

ドゥカティ『全員がニッキー・ヘイデンだった日があった』

『チャバッティ:全員がニッキーだった日』

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★ドゥカティスタ(ドゥカティファン)と言うのは、ある意味、難しい存在で、その懐(ふところ)に入り込むのは容易なことではないのだが、故ニッキー・ヘイデンはドゥカティに所属していた5年間、なんら問題なくそれを成し遂げていた。

★ヘイデン選手にとってドゥカティ時代は苦難の時期でもあったが、常に笑顔で立ち向かっていた。

★パオロ・チャバッティ氏(ドゥカティ・スポーツディレクター)がヘイデン選手について次のように語った。

「レースが終わり、ニッキーがボックスに戻って来ると、チーム全員がニッキーの顔マスクを付けていたことがあったんですよ(上記写真)。驚きながらも喜んでましたね。全員がニッキー・ヘイデンだったのだから。ああ言う風にライダーを出迎えたのは初めてでした。いかにニッキーのことを大切に想っているかって言う表れだったんですよ。」

【ヘイデン選手がドゥカティを辞めた際は…】
「単純な話ではなくってね。とにかく、うちのファミリーに残ってもらいたかったんです。実際、SBKチームの方のシートのオファーを出したんだが、残念ながら、まとまってくれませんでした。とにかく、ドゥカティではずっと全員がニッキーとの素晴らしい思い出を大切にしてました。
一緒に働いた機会は、私は2013年の1年だけだったんですよ。それでも、ニッキーのジェントルマンぶりは高く評価してました。厳しいシーズンを物凄いポジティブな姿勢で挑んでいくんですから。なにかと期待通りには進んでいなかったって言うのにね。」

【ドゥカティスタからも受け入れられ…】
「ドゥカティスタと言うのは、選手がドゥカティ機と言うものを胸の内に宿しているかどうかを敏感に見極めるんですが、ニッキーはちゃんと宿してましたね。皆から高く評価され、うちにとっては偉大なプロレーサーであるだけではなく、最高のブランド大使でもありました。」

(2017年05月23日『Gpone』記事参照)

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