ザルコ『僕らが上手くやれば、ドヴィがいなくてもドゥカティは困らない』

『ザルコ：僕らが上手くやれば、ドヴィがいなくてもドゥカティは困らない』

★1月20〜21日、ヘレス・サーキットでSBKテストが行われた。

★ヨハン・ザルコ（※2021年はドゥカティ・プラマックからモトGP参戦）が同テストにパニガーレV4S機で参加した。

★1月19日、ザルコ選手が次のように話した。

「こう言う機会が得られて嬉しいです。今回のヘレステストは、僕にとっては自信を取り戻す良いトレーニングになるでしょうね…久しぶりのマシン走行だから。
当初は、2月にアマチュアライダーとの合同テストを予定していたのだけど、あいにく中止になってしまって…それで結局、今回のヘレステストを利用することにしたんです。
自分の身体がどんな反応をするのか楽しみなんですよ。特に3月に向けてね。」

【今回はミケーレ・ピッロテストライダーが同じマシンに乗る予定だが…】
「ミケーレは本当に良い人で、この市販機では確実に速いだろうから、一緒に楽しめるでしょう。ヴィニャーレスも参加するって話だから、けっこうモトGPっぽさも出てくるでしょうね（※結局、参加しませんでした）。
今回のヘレスでとにかく重要なのは、天候に恵まれるかどうかでしょうね。雨なら僕は走らないつもりなんで。リスクを負う気はありませんから。マシンもこれにしか乗れないんだし（笑）。」
（※同テストは2日間とも降雨により、予定通りの走行はできませんでした。）

【去年はドゥカティ初乗りだったが、なかなか特殊なライディングスタイルでもって、時にはファクトリー選手らを上回ることもあり…】
「僕のは特殊なスタイルなんでしょうかねぇ…。とにかく、速攻で学んでいかなければならなかったって言うことは確かです。
ミラーやペッコに比べると、僕の場合は苦戦してまう点がいくつかあって…ちょうど、ドヴィツィオーゾが苦戦していたようにね。
まぁ、ジジ・ダッリーニャは僕のライディングスタイルを面白がってましたけどね。あと、ドゥカティ機の方がライダーに合わせていくこともできるんだ…って。
2020年終盤にどこのトラックでも常にドゥカティ機の戦闘力が高かったって言うのは、なかなか励みになる一面でしたね。」

【ザルコ選手のプラマックでの目標は？】
「ジャック・ミラーのレベルになることを目指しています。つまり、表彰台や優勝争いをしていくことです。
ここ数年のことを思えば、去年は色々な顔ぶれが優勝していたじゃないですか。プラマックでなら、僕は絶対に優勝できるって思ってるんですよ。このチームにはそれが出来る力があるし、その覚悟があるから。」

【お手本ライダーはいる？】
「特に、目標にしているようなライダーはいません。でも、ドヴィツィオーゾは見習うべき一番の手本でしょうね。
実際、（ドゥカティでは）ドヴィツィオーゾが制覇していたし。僕にとって、いまだにお手本ライダーですね。」

【ドヴィツィオーゾ選手のようなライダーが辞めてしまい、ドゥカティは困ると思う？】
「そうならないで欲しいとは思ってます。困らないと言うことは、つまり、僕らが良い仕事をしていて、正しい方向に向かっていると言うことになるわけだから。
2021年、ドゥカティのライダー陣は勝利に飢えていて、戦闘力も高いですからね。皆で、マシンを最大限に改善していけるでしょう。」

【ちなみに、マルク・マルケスに連絡を取るようなこととかは…？】
「いや、ないです。去年の夏、ヘレスの後にメッセージは送りましたけどね…早く回復するようにって。その後は、特に連絡してないです。」

Zarco: “Se lavoreremo bene Dovizioso non mancherà alla Ducati": “E' lui comunque il mio esempio: aveva tutto sotto controllo. Con Pramac punto alla vittoria, la squadra ha tutto per arrivarci. Dall’Igna? Si è divertito a vedermi guidare con uno stile… https://t.co/YaYqBXQMz9 pic.twitter.com/flNXnSQQGY

— gpone.com (@gponedotcom) January 19, 2021

（参照サイト：『Gpone』）
（Photo：Instagram）

モトGP業界でジジ・ダッリーニャの権力はけっこうなもんだって話は、note『モトGP：権力＆資金力ランキング他』でどうぞ！