MotoGP

ペトルッチ『KTMは僕と言う太客を失ってしまった(冗)』

『ペトルッチ:KTMは僕と言う太客を失ってしまった(冗)』

★2月12日、KTMファクトリーおよびテック3が2021年のチームプレゼンテーションを行った。

★ダニーロ・ペトルッチ(KTMテック3)が次のように話した。

【KTM移籍は運命だった…】
「KTMへの道がひらけて来た時、僕はトニー・カイローリとモトクロスをやってたんですよ…なんか、運命的ですよね(笑)。
この数年間、僕が買ったオートバイって、KTMのだけなんです。とにかく、僕はモトクロス狂なんで。KTMは僕と契約して、太客を失いましたね。なんとか許してもらえるよう頑張りますよ。」

【タイミング良く、タイミングの良い位置に居たと言う感じ…】
「KTM機の威力を信じていた人間の中でも、僕は1〜2番ってとこだろうから。2019年中旬ぐらいには成長株マシンだったし、2020年には重要な前進を果たしてグッと戦闘力を上げてたじゃないですか。
6月にオーストリアに面談しに行った時、昼に一緒に食事して、その後、レース部門の見学をさせてもらい、契約にサインもして来たんですよ。通常、そう言うのって何日もかかるものなのに…こうしてKTMに入れて、僕は幸せですよ。」

【しかし、ファクトリーではなくテック3の方だと言われた時は、どう思ったの?】
「正直なところ、予期はしてました。オリヴェイラが2019年に大成長していたから、ファクトリーに昇格して当然だろうと思ってたんで。実際、2020年なんか、本当に速かったじゃないですか。
(KTMから)テック3のシートなんだがと言われた時、僕の方からは技術的な面はファクトリーと同レベルなのかどうかだけ確認しました。それが確保できるなら、あとはどうでも良かったんで。有利にも不利にもならないだろうって思ってますから。
僕ら4選手は同じマシンに乗り…2020年のテック3は2勝してるわけだし。大好きなチームなんですよ。エルヴェー(ポンシャラル、チームマネージャー)からは、いつも親切にしてもらっていたし。
とにかく、僕にとってはKTMに入ることが重要だったし、テック3でも好結果は出せるわけですからね。」

【なんだか気持ちが落ち着いて、活気が出てきたように見えるが…】
「2020年は、エネルギー切れすれすれのところで終えましたからねぇ。7月のケガが高くついてしまい、11月末にはぼろぼろになってたんです。MRI検査を受けたら、首にヘルニアが2ヶ所あったんですから。
基本に立ち返ろうと、20才ぐらいの時のように努力してたんですよ…もう30才だって言うのに。『レッドブル・センター』でトレーニングしたおかげで、プロの指導のもとに体調を上手く整えることができました。あと、自分の弱点克服の作業もできたし。」

【今年はペトルッチ選手にとって、重要なシーズンになりそう?】
「実のところ、2015年からずっとそうなんで…これまでと比べて、それほど変わらないでしょ。とにかく、KTMに入れて幸せなんですけどね。何年も同じ状態で、やっと変わる時期が来たってことです。」

【目標は?】
「第一目標は少なくとも1勝することです…この2年間、そんな感じだったし、あと、2種類のメーカーのマシンで優勝を経験した少数派になれるようにね。
KTMはもう勝てる状態のメーカーだと思うんですよ…まぁ、モトGPに参戦している全メーカーが、そう言う状態ではあるんですけどね。
去年のことを思えば、勝てそうなライダーの予想は立てづらいんだけど…少なくとも15選手はいるでしょう。コンスタントに進まなければならないし、あと、モトGPでは他に大きく差をつけるって言うのが本当に難しいわけだから。」

【KTM機はペトルッチ選手のライディングスタイルに合いそう?】
「去年はKTMライダー陣に注目してたんですよ。契約した後、マイク・レイトナー(テクニカルマネージャー)から『うちのマシンは君のスタイル寄りだから』と言われて…ポル・エスパルガロが僕みたいな感じで、ブレーキングがけっこうアグレッシブでしたからね。
ただ、実のところ、KTM機はペドロサも速いじゃないですか。僕とはかなりスタイルが違うんですよねぇ。去年、KTM勢は多くが強い走りをしていて、ビンダーのパフォーマンスなんか驚きましたよ。アッと言う間に速くなってしまってねぇ。
もうね、あのマシンに早く乗ってみたくてウズウズしてるんですよ。僕は去年の6月にKTMと契約したのに、コロナのせいでいまだに乗れてないんですから。」

【KTMはペトルッチ選手のことを、どんな風に迎え入れてくれたの?】
「KTMでは、人間的な面をけっこう信じてくれるんですよ。KTMはとにかく何でも全力投球で、あらゆるディテールに気を配るんですが、技術的な面だけでなく人間的な面でもそうしてくれるんです。
気分良くしていて欲しいって思ってくれて…気分が良ければ速くなるってことを重々承知してるんですよ。ベストなコンディションにしてもらってます。」

(参照サイト:『Moto.it』)

選手がレース欠場すると、契約金はどうなるのか?って話は、note『マルケス、プレート破損に疑惑勃発&レース欠場についてのお金の話』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. ミラノマルコ より:

    穴馬になってくれると盛り上がるかな。

  2. マロン より:

    KTMのリバティはいつ見てもシンプルでありながら格好いいですね。
    ツヤ消しもそうだし、配置や大きさもそうだし

    レッドブルF1チームのそれとかなり似てるとも思うんですけど、スポンサーの関係があるんですかね

  3. タディの星に願いを より:

    歩夢くんの面倒見たってー

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