ビンダー兄弟対決『弟ダリンはきちんとした走りをしていた』2022インドネシアGP

『ビンダー：弟ダリンはきちんとした走りをしていた』

★3月20日（日）、インドネシアGPのモトGPクラス決勝で、ブラッド・ビンダー（KTMファクトリー）がグリッド4位スタートから8位でゴールした。

★弟のダリン・ビンダー（ヤマハWithU　RNF）は、グリッド23位スタートから10位でゴールした。

★兄ブラッド選手のコメント。

【今回のレースについては？】
「今週末はずっと手応えが良かったんで、残念ではあります…特に、レインタイヤの手応えが良かったもんですから。雨のわりに、グリップが物凄く高い地点が何か所かあったんですよ。
残念ながら、レース中ずっと、ライドハイトデバイスがロックされた状態になってしまい…それを思うと、今回の8位は優勝に匹敵しますね。
もしドライレースだったら、こう言うリザルトは取れなかったと思います。まぁ、結局のところは、ツイてる時もあればツイてない時もあったって感じですかねぇ。
ああ言う状態のマシンで完走するなんて容易なことじゃないから、満足してますよ。」

【弟ダリン選手との競り合いについては？】
「抜かれた瞬間は、けっこう嬉しかったですねぇ。あの瞬間、こっちはサバイバル戦をやってる最中で…そうしたら、少人数グループが迫ってきたんですよ。それで、『ここまでこぎ着けたんだから、なんとか踏ん張ってみるか』って思って…。
そのグループの中に弟の姿を見た時は、嬉しかったですねぇ。きちんとした走りをしていましたよ。本当に自慢に思いました。」

★弟ダリン選手のコメント。

【今回のレースについては？】
「興味深いレースでした。雨が降り出した時、『よし、来い！良い経験になるぞ！』って思いましたね。
第1ラップからリアタイヤのグリップが凄まじくって…その後、レースが進んでいってもグリップが凄まじいままで…レインタイヤの信頼感が高いんでビックリしてました。
兄に追いついて、抜いた時は素晴らしかったですねぇ。ただ、その後、リアタイヤがたれ始めたんで失速し始めて…序盤の時みたいなプッシュはできなくなってしまったんです。その瞬間、兄に抜き返されてしまいました。
こっちも抜き返そうと頑張ったけど、そうしてたらアレイシ（エスパルガロ）にも抜かれてしまい…でも、最終的に今回の出来具合には満足しています。自分のリザルトには大満足ですよ。」

【ブラッド選手とは、なにか話した？】
「話す機会があったんですが…まず、いきなり、『すごく良かったぞ！』って言ってくれました。僕の姿を見た時はびっくりしたって。
競り合ってた時は、まるで優勝争いでもしてるみたいな感じだったけど…でも、ただの8位争いだったんですよねぇ。」

【ライディングがアグレッシブすぎると言われているが…】
「僕は、今日、競り合いをしていたけど、でも、だからと言って、コントロール不能な走りをしてたわけじゃないんで。
接触だって、たった1回、うちの兄としただけだし、その時、僕は適切な走りをしてました。毎周回、そう言う走りをし続けて…馬鹿なことをしてる場合じゃないんですから。なにしろ、『ビッグネーム』の選手の皆さんの近くを走ってるんだし。まぁ、結局は、レースなんですけどね…。
とにかく、『ミスはするな』と念じ続けてました。もちろん、ベストを尽くそうと頑張ってはいたし、兄を抜いて8位になりたいと思ってましたけどね。
でも、結局のところ、僕は自分の実力を証明する必要なんてないでしょ。ひたすら、ベストを尽くすだけなんで。」

Brad Binder, secondo in Qatar e ottavo a Mandalika è a due punti dal leader di campionato Enea Bastianini, ma le cose sarebbero potute andare diversamente in Indonesia https://t.co/DbeGIqCZD5 #bradbinder #ktm #motogp #Mandalika #gpindonesia

— GPOne.com (@gponedotcom) March 21, 2022

（参照サイト：『Gpone』）
（参照サイト：『Gpone』）
（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）

ビンダー＆オリヴェイラは何が違うのか？って話は、note『2022 カタールGPまとめ』でどうぞ！