『ウッチョ:VR46がヤマハに移籍?うちは戦闘力の高いマシンが必要』
★3月6日、『Mooney VR46』のチームプレゼンテーションがミラノで行われた。
★選手はルーカ・マリーニ(ロッシ異父弟)と、マルコ・ベッツェッキ。マシンはドゥカティ機(2022年版)。
★ウッチョことアレッシオ・サルッチ氏(スポールディレクター、ロッシ心の友)のコメント。
【ヤマハがVR46チームと、プライベート契約を結びたがっているが…】
「ヤマハがうちにそう言う気持ちを持ってくれているのは光栄だけど、ただ、うちはドゥカティと2024年末まで契約済みなんで…そっちを遵守しますよ。
まぁ、その先のことは分かりませんけどね。とにかく、うちが関心を寄せているのは戦闘力の高いマシンなんで。
2024年以降、ヤマハ機が強くなるようなら…うちとしても、オープンマインドで行きますよ。」
【昨年のモトGPデビューはどうだった?】
「僕としては、シーズンを終えてみての感想は…良かったと思ってますね。シーズン後半は両選手とも好調だったんで。
序盤、ルーカが苦戦気味だったけど、どちらかと言うとチーム側のせいだったんですよ。状況を掌握できてなかったし、最新ファクトリー機のマネージメントは大変なんでね。でも、その後、チーム側も頑張って、上手く息を合わせていけました。
ベッツェッキの方は表彰台にも1回上がったし、ルーキー・オブ・ザ・イヤーも獲得したし…。マリーニの方も4位を2回取りましたからね。
上位のリザルト争いができるようになってたでしょ。とにもかくにも、そこが重要なんだから。主役レベルにならないとね。」
【ところで、『スプリントレース』については?】
「当初は心配してました。色々と変更事項があったから、こっちも再編成の必要があったし。実際、スタッフを1名増やしたんですよ。
カルロ・カーザ・ビアンカと言って…以前からVR46アカデミーの専属トレーナーをやってくれてるんです。それで、マリーニ&ベッツェッキ専用のトレーニングを研究してもらっていて…とにかく、爆走モードにならないとね。メンタル面でも1回の週末で2レースなんて容易じゃないから。
まぁ、ショー的にはファンにとって美味しいんじゃないんですか。短距離レースだから、前に出ていく時間は短いし…けっこう手強いレースでしょうね。」
★なお、型落ち機(2022年版)を選んだのは、昨年、戦闘力の高さを証明していたからであり、シーズン序盤で有利になることを期待している。
★両選手の長所短所は、ベッツェッキ選手は本能的に動くタイプで、セッティングやタイヤのサポートにより110%の力が出せる。ただし、もう少し気持ちを落ち着けた方が良い。
マリーニ選手はすべてをまとめ上げるのに時間がかかるが、上手く行ったら機械のように走れる。たまに苛ついて、ツナギがきついとかタイヤがイマイチなどの些細な理由で気が散ることがある。
2022年版ドゥカティ機が今年も『お手本マシン』って話は、note『2023年セパンテストまとめ 欧州メーカー編』でどうぞ!
マシンへようやく慣れ、テストでもトップタイムをしてるマリーニがチームにいる間は無理だろ。
ヤマハは秋波送ってるだけでしょ。
チームから見れば日本車はリスク大って写ってても不思議じゃないしね、去年のスズキのマシンを除いては。
なんかウッチョに言われるとムカつく
こうやって見るとマリーニ選手、背が高いですね。
ウッチョとしては当然の判断でしょ。
チームは速いバイクこそが必要。そうしないと速いライダーも集められない。
残念ながらヤマハはその選択肢に入っていないのが現状。