『マルケス:ホンダ離脱を後悔したことはない』
★3月8〜10日、モトGP開幕戦となるカタールGPが行われている。
★土曜セッションでマルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が、午前セッション(PR)で9位、予選で6位、スプリントで5位だった。
★マルケス選手のコメント。
【今日の出来については?】
「大満足です。現実的にならなければって、いつも言ってるんですが…僕なりの目標があって、それは5〜6位争いをすることなんで。
頑張ったけど、僕より速い選手が4人いるんですよねぇ。
レース前半は実に良い感触だったのに、タイヤを消耗させすぎてしまい、終盤は苦戦してました…まぁ、普通のことなんですけどね。」
【ホンダ機向けの『勘』が身についてるから不安だと言っていたが…】
「午前セッション(PR)は最終セクターで、『勘』を頼りに走ってました…超速で走っていたら、ゼロコンマ何秒かロスしてしまって。やりすぎてしまったんですよね。
でも、スプリントでは上手く制御できましたよ…1回ミスってしまいましたけどね。ミスしそうな箇所があって…第1ラップでマシンの信頼感を掴み切ってないうえ、集団の中だから思い通りに攻めていけなくて。
その辺でタイムロスしてしまったんです。でも、その後は追い上げて上位に追いつき…まぁ、良かったんじゃないんですか。
今日は3人抜けたし、競り合うこともできたんで。でも、やはり、マルティンやバニャイア、アレイシよりも0.2〜0.3秒遅いんですよねぇ…アレイシなんか、終盤は超速だったじゃないですか。」
【レース中、なにかトラブっていたの?】
「温度の問題で…タイヤは、それほど関係ないんですけどね。また速く走れるようになってたし。
明日はもうちょっとコントロールしていかないと…でも、今日は他の選手らも苦戦してたんですよ。まぁ、序盤のマルティンと終盤のアレイシは別格でしたけどね。
明日は序盤のタイヤコントロールが鍵になるでしょう…今日は速く走れてましたけどね。」
【昨年、(ホンダ離脱を)決断したのは正しかったと思う?】
「最後の最後まで、そう思ってました。決めた時、今みたいになれると確信していたし、既に言ってるように、目標は上位6位入りですから。
その辺で競っていると、自分は戦闘力が高いって思えるし、レースウィークエンドが短く感じられて…ストレスも少なく、シンプルな感じなんですよ。
タイトルを取ろうと思ったら、あらゆる点において正確に動いていかなければならないものなんです。
ここ数年、カタールは悪夢のようだったけど、今は楽しめてますね。」
【日曜決勝の優勝候補はエスパルガロ選手?】
「今日みたいな走りなら、そうなるでしょうね…レース後半でも凄まじいペースで、本当に速かったから。タイヤを上手く温存できているようでした。
でも、厳しいんじゃないんですか…直線コースでは他の選手らの方が速いから。とは言え、高速コーナーでは彼の方が速いんですけどね。」
【ドゥカティ勢ではマルティン&バニャイア選手も、リアタイヤの温度でトラブっていたが…】
「ホルヘ(マルティン)がトラブってたことは明白でしょ…超速走行の時は、リアタイヤに問題が生じて当然だから。
でも、僕の場合は前後ともタイヤに問題が出てしまって…すぐ目の前に先行機がいたもんですから。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
問題点のコメントが的確でDUCATI首脳陣にどう響いていくか?ですね