
『ヴィニャーレス:KTM機はブレーキングが強みだけど、まだ上手く活用できない』
★2月12〜13日、タイのブリーラムにあるチャーン・インターナショナル・サーキットでモトGP公式テストが行われた。
★同テスト最終日、マーヴェリック・ヴィニャーレス(KTMテック3)が9位だった(+0.751)。
★最終日テスト終了後、ヴィニャーレス選手が次のように話した。
【今回のテストについては?】
「毎回言ってたことなんですが、現在の僕の目標はマシンの学習をすることなんです…今日は大きく一歩前進できました。
リズムがかなり伸びたし、ユーズドタイヤでも高い戦闘力を出せて…他のKTM選手と比べると、特に良かったですね。
1周タイムについては、別のタイヤを使っていたらもっと削れてたかも…まぁ、分かりませんけどね。
とにかく、KTM機を理解しきったとまでは言えないんで、ひたすらプッシュし、どれぐらい学習できたのか分析していかないと。」
【どのタイヤでタイムアタックをしたの?】
「前後輪ともソフトです…日中、スプリントのシミュレーションも同じ組み合わせでやったんですが、けっこう良かったですよ。」
【何をしたら一歩前進できたの?】
「昨日のデータを分析し、速くなるには何が必要か…戦闘力を上げるにはマシンをどうすべきかを探ってみたんです。
僕的には、このマシンはブレーキングが強みだと思うんですよ…まぁ、今はまだ最大限の力を引き出せてませんけどね。タイムアタックについても、ブレーキをかけた際は何か足りなくって…。
きっちり仕上げられるまで、100%の力は出せないでしょうね。でも、どうすればマシンの強みを活かしてギャップを縮めていけるのか、徐々に掴めていけるはずです。」
【今回の冬季テスト全体については?】
「僕にとってKTM機は完全に初めてのマシンなので、学習していかなければならないんですが…今日はコーナー進入を改善できました。あと、立ち上がりの反応も良くって…グリップが高かったですからね。
全体的には走りやすいです…でも、さらに前進しようと思ったら、もっとマシンを理解しないとね。長距離は良い感じだったけど、1周タイムはあちこちで失速してしまって…でも、セパンの時よりトップ陣に接近できましたけどね。」
【今日はアキ・アジョ(チームマネージャー)や、ミカ・カリオ(テストライダー)と良く話してたようで…】
「そうなんですよ…このマシンの秘密を説明してもらう必要があって。そうすれば、自分のライディングスタイルを上手く馴染ませていけるじゃないですか。
信頼感とか自信の問題じゃないんですよね。時間がかかるんですよ…基本的に速いマシンなんで。既に把握しきってるって言いたいとこだけど、あと3日間ぐらいテストする必要があるかな。
シェイクダウンに参加できたら良かったんだけど…うちは無理でしょ。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
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流石にベテランでいろんなマシンに乗って来ているので確実にマシン理解のステップアップをしています。
確かにコンセッションメーカーやルーキだけでなく、メーカーを乗り換えた選手にもシェイクダウンを走らせてあげてもいいんじゃないかとは思うね。
アコスタのコーナー進入のブレーキングで相手より前に出て出口でコースアウトしないのは彼のテクニックだからね。彼のブレーキレバーの形状が物語ってる。ビンダーは突っ込みは凄いけどアコスタの様には走れていなかった。