MotoGP

カピロッシ『ロッシは年を感じ始めている…』

『カピロッシ:ロッシは年を感じ始めている…』

ローリス・カピロッシ(1990〜1991年125cc総合優勝、現在はレースディレクション一員)が、ヤマハについて次のように語った。

【ヤマハでは以前はザルコ、昨年はクアルタラローと、プライベート選手の方がファクトリー選手より速いと言う矛盾が起きることがあるが…】
「そう言うのはヴァレンティーノ・ロッシに訊いて下さいよ(笑)!
まぁ、真面目な話、ペトロナスのプライベート機って言うのは、ファクトリーチームでロッシやヴィニャーレスが乗っていたファクトリー機に酷似してましたからねぇ。
モルビデッリはまさにファクトリー機に乗っていたし、ファビオ(クアルタラロー)のは『セミ・ファクトリー機』と言えるでしょう…他のマシンより改良が加えられていなかったし、エンジンの回転数も若干低めだったから。とは言え、それだってファクトリー機にかなり近いものでしたからね。
プライベート選手がファクトリー選手よりも速いなんて、不思議な話ですよ。」

【つまり、ヤマハのファクトリー選手はプライベート選手ほど効率的な操縦ができていないと言うこと?】
「そう言うことになるのかもしれませんね。
最終的な総合順位ではヴィニャーレスがヤマハ勢トップだったが(3位211ポイント)、ファビオもそれほど引き離されてはいませんから(5位192ポイント)。
不思議ではあるが、あいにく、ファクトリーチームって言うのはこうなってしまうことがあるもんなんですよ。
常にドゥカティやホンダのマシンの後を走っていると、ライダーは不満を感じて色々なことを試してしまいがちなんです。しかし、色々と新しいものを試していると速くなるどころか、却って遅くなってしまったりとかね。」

【昨シーズンのロッシ選手は序盤は好調だったのに、その後、徐々に落ち込んでしまい…そろそろ辞め時だと思う?】
「ヴァレンティーノ(ロッシ)は破格ライダーであり、偉大なチャンピオンライダーで、だいたいは上位にいてトップライダーらと渡り合っているが…いまや40才ですからね。残念ながら、年を感じ始めているのでしょう。
スピード不足で…ヴァレ自身はまだ速いが、若いライダーのようにあらゆるリスクを負ってでも走ろうとする情熱や大胆さに欠けているんじゃないんですかねぇ。今のヴァレは保守的になってしまってるんですよ。
引退すべきかどうかは本人が決めることでしょ。とにかく、2020年も続けることは確かだから。
当然のことながら、2019年のように厄介なシーズンになってしまうようなら、間違いなく辞める決断をするでしょうけどね。」


(参照サイト google 翻訳:『Corse di moto』)


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POSTED COMMENT

  1. kai より:

    >色々なことを試して…却って遅くなる

    これなんですが、ロッシは新マテリアルを試し、逆にヴィニャーレスは新マテリアルをあまり試さず、「開発をしてない」と言われることが多い気がします。
    その結果がランキングに反映されてるとしたら、複雑な思いです。

  2. samiyy より:

    ロレンソがヤマハから出て、ロッシがほぼ1人で開発を担う様になった2017年から、徐々に成績が下がって遂にレース優勝出来なくなった…
    あながち年齢だけでは無かった⁉️
    もう一度レース優勝するロッシが見たい!

  3. ハンス より:

    ヴィニャーレスは新マテリアルを開発していないのではなく、
    試すけどベース仕様より速く走れる確証がないからレースでは使っていないと言っていましたね。
    ロッシの場合はベース仕様ではどうにもならないので新マテリアルを色々試しているという側面のほうが強いとおもいます。
    ただそれが、悪い方にはまり込んでしまってるのかと思います。
    新マテリアル=速くなる、とは限らないですからね・・・

    これはF-1の話ですが去年、ハースというチームはマシンをシーズン通して色々開発していきましたが、後半になって初期の仕様に戻しました。
    なんでも様々なテストの結果、初期仕様が一番速かったとのことでした。

  4. ざんばじ~る より:

    「あらゆるリスクを負ってでも走ろうとする情熱や大胆さに欠けている」

    そんな事は無いと信じたい。
    本当にロッシがそんな考えならとっくに引退していると思う。
    リスクなしに2輪ロードの頂点のレースで年間7位なんて無理。
    きっと今でも勝てる可能性がある!と考えてるに違いない!!

  5. 半世紀 より:

    これだけの若手の台頭とピークを過ぎている自身のポテンシャルは本人が感じているでしょう。ただこの年齢迄、誰よりも切磋琢磨して維持して来た自身の実力を確認するには今のM1性能とセッティングに納得出来ていないのではないでしょうか?
    いずれにしても今シーズンの早い時期に結論を出さなければならない事も認識しているのですからファンは期待して、他の方は黙って観ていようじゃないですか。

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