『小椋藍:チーム移籍の理由、モトGP昇格について、憧れの選手は?…etc』
★8月2〜4日、ブリティッシュGPが行われ、モト2クラスのアイ・オグラ(MT Helmets – MSI)が、予選首位、決勝14位だった。現在、総合2位(−18ポイント)。
★同決勝戦後、チームがインスタグラムに下記のコメントを投稿した。
《好結果を目指し、皆できちんと準備してきたのだけど、つまづいてしまった時のために常に努力していかなければ。》
★オグラ選手が英サイト『Crash net』の8月13日付けインタビュー記事で、次のように話した(※ブリティッシュGP中に取材されたようです)。
【貴方のライダースーツには、ダイジロウ・カトウのゼッケンが見られるが…】
「憧れの選手ですから。僕は、史上最高の日本人ライダーだと思ってます。
ただ、僕が子供の頃、既に亡くなられてしまっていたので…参考にしたのはロッシやストーナー、ロレンソ、ペドロサ選手らの方ですけどね。
でも、ビデオでカトウ選手の走りをかなり研究しました…僕にとってのNo.1ライダーです。」
【2025年の去就については…?】
「今、僕が話せるのは、発表を待っていて下さいと言うことだけです!それ以上のことは、今は言えません。
まぁ、モトGP昇格の可能性があるとしたら、選択肢は2つでしょうね。」
【ホンダLCRのナカガミ選手が貴方について、『(モトGP昇格は)本当に素晴らしいチャンスだし、彼にはその力がある』と言っていたが…】
「そう言う風に言ってもらえて、とても嬉しいです。」
【モトGP昇格は、貴方にとってどんな意味があるの?】
「そうですね…僕はホンダプロジェクトで育ち、『Asia Talent Cup』で成長してきたんですが…その流れからモトGP昇格した選手は、まだ誰もいないんですよ。
もし僕が第一号になれたら、自分にとって大きな意味があると思います。ほら、(アジア出身の)若年選手の中に、なにか特別なイメージが生まれるかもしれないでしょ。」
【今シーズンについては?】
「僕にとっては、明らかに最高のシーズンですね…2022年はモト2クラス2年目で、上手く適応できてはいたけど良く分からないことも多かったから。
ライダーとしては、良く分からない時の方が簡単に速く走れることもあって…どこが限界点なのか分かってないわけだから。2022年は、そんな感じでした。
だから、タイトル争いにおいても、今年の方が大きな意味があると思ってます。特に2023年は厳しかったから…今年は新しいチームに移り、新しいタイヤやフレームできちんと復活できたんで。
大きな変化があった年ですからね…今は楽しめてるし、満足してます。」
【モト2クラスは2024年からタイヤがピレッリに変わったが、貴方はチームやフレームまで変わり…】
「ラッキーだったと思いますよ…フレームが『カレックス』から『Boscoscuro』に変わっても、違いを深く考える必要がなかったんで。
あと、タイヤとフレームの組み合わせも変わったわけだけど、テストで『Boscoscuro』を試した時、かなりスムーズだったんですよ。速攻で好フィーリングが掴めました。」
【タイヤとフレームの組み合わせが変わると、ライディングスタイルも変わるものなの?】
「僕は変える必要がなかったです。ピレッリタイヤに関しては、皆、適応しなければならなかったですけどね…今シーズンは、そこが一番大きな違いでした。
やっぱり、ダンロップと比べると、タイヤマネージメントが一番大きな違いなんですよ。
ライディングスタイルに関しては、ピレッリはフロントタイヤのグリップが高いんで、僕は以前よりプッシュできるようになりました。それこそ、僕が必要としていたものなんですよ。
ダンロップのフロントだと、リアタイヤとのベストバランスを見つけることができなかったんで。
それまで僕は、常にフロントからトラクションを得ていたので…つまり、90%はリアタイヤで走ってたと言うことで…それは、僕が思っているような乗り方ではないんです。
ピレッリになったら、もっと僕らしいことができるようになり…個人的には、良い変化でした。」
【新しいチームやチームメイトとは、どんな感じ?】
「チームメイトとの関係は、今のところ、普通ですよ!
欧州チームを選んだ理由は、そこにもあるんですよ。あのまま『Honda Team Asia』で継続してたら…もちろん、チャントラは本当に速かったけど、でも、一貫して常に速いチームメイトとはなかなか組めないじゃないですか。
それだと、安心してしまうんですよ…誰からもプッシュされなかったら、こっちはすっかり安心してしまい、例えば、5位ぐらいで満足してしまうかもしれないでしょ。
でも、今みたいなチームに居たら、常に速い走りをしなければならないんです。それは自分にとって良いことだから、欧州チームに移籍することにしたんです。
チームメイトがセルヒオ(ガルシア)みたいな速い選手なのって、良いもんですよ。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
日本人選手でドキドキ・ワクワクしたのが本当に昔の話になってしまった。
原田選手のチャンピオン獲得と、その前はノリックの鈴鹿1コーナーでのクラッシュを生音で聞いたときくらい昔の話。
もうあんな良い時代は来ないのかなと思ってますが、小椋選手には期待してます。この記事見れば見るほど、もう確定な気がしてしまう。
さすがにオーストリアGPでは発表ありますよね?
大ちゃんね。あの頃の時代はバイクブームが先にあって、ポケバイやミニバイクレースも各地であって、クローズドではノービス/B級/A級とライセンスがあり、選手層も厚くて、90年代の世界選手権は日本人ライダーが一挙に花開いた時代でした。今では夢のような物語ですが、小椋選手も小さい頃から腕を磨いてきた逸材ですから、MotoGP界に爪痕を残してほしいです!
大治郎選手、少し小柄だったけどライディングフォームが綺麗でかっこよかったなぁ…
そういえば素人目には去年までのコーナーでの侵入ドリフトが減ってスムーズになったと思ってたけど、ライディングスタイルは変えてないんですね
それだけ今のパッケージは小椋選手に合っているのだろうか
アプリリアからmotogp昇格出来れば楽しみです
その時はファクトリー仕様になるのかな?
あれから21年経ちますか
以前にも言いましたが、目の前であの瞬間を観たので大治郎と聞くと感慨深いですね
ただ20年以上後も後進のライダーから憧れと言われるほど爪痕を残したのは間違いない
アイも記憶に残るようなライダーになって欲しいですね
小椋選手から大ちゃんの名前が出てくるとは想像していなかったので感動してしまった。 大ちゃんは本当にキラキラ輝いていて、絶頂期のロッシが心底警戒していた。そして、ロッシの心理戦にも大ちゃんは対抗できたと思う。今、日本人のファンに夢を与えてくれている小椋選手が憧れている選手が大ちゃんとは、涙腺が緩みます。チームの移籍の経緯、やっぱり彼は持ってる。彼のキャリアがどのように進んでいくかは誰にもわからないけど、自分が進むべき道をしっかりと理解しているのがとても良いし、ここまで、自己評価と、結果が一致している。なんとか自分が納得する形でモトGPに昇格して欲しい。
ミラーと同じ位不確定要素が有りそうな話だね
アイオグラ、ようやくトラックハウスから正式なプレスリリースがあったようですな。
おめでとう!
誰かが日本メーカーじゃないと昇格できない現実を直視しろみたいなこと前に言ってたけど、その言葉はそっくりお返しするよ。
『見ろ!これが現実だ!!』
ってね 笑
いやいや、そんなことないってですね!
早くイタたわで、新着ニュース見たいっす!
お待ちしてます!
アイはおめでとう。
ガルシアの走らせ方やフォームは大治郎に似てるよね。
やったねー!おめでとう!来年のMOTOGPの楽しみが増えました。