MotoGP

ドーピング処罰について説明:アンソニー・ウエスト

アンソニー・ウエスト選手が、例の2012年ドーピング事件について詳しく語っております。
一応、これまでの状況はこちらの記事にありますんで、どうぞ。


ロッシ『ヤマハNo.2だから…』、ウエストがドーピング失格、ザルコがルーキー:今日のできごと
アンソニー・ウエスト:ドーピング、2013年リザルト無効



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★アンソニー・ウエストが『Crash.net』のインタビューで、次のように語った。
「テストの前に『Mesomorph』を飲んだんです。水に粉末を溶かすと、エネルギードリンクのような物になるんですよ。オーストラリアのサッカー選手の多くが飲んでるんで、全然心配してなかったんですけどね。

軍隊に入ってる姉と一緒にトレーニングをしていた際、僕があまりにも疲れてたら、姉からしゃっきりできるからと勧められたんです。どこのスーパーにも売ってるものですからね…僕も心配しなかったんですよ。2011年のレギュレーションでは大丈夫なようだったんですが、2012年に禁止になってしまってね。まったくツイてませんでした…通常、エネルギードリンクはトレーニング中にしか飲まないのに、渡欧した際、バッグの中にまだ入ってたんですよ。ル・マン戦はまったく重苦しい1日でした…僕らが泊まったホテルからコースまで距離が離れていて、5時にはもう行ってなければならず、そのエネルギードリンクを朝食前に少し飲んでしまったんです。本当に僅かなんですけどね。

僕にしてみたら、エスプレッソコーヒーを飲んだようなものだった。パッケージに書かれていた原料には、認められていないものもあってね。FIM(国際モーターサイクリズム)に見つかった時は全然心配してなかったし、叱責程度で済むからと言われたんです。何ヶ月もの間、特にお咎めなしで…それがランス・アームストロング(管理人注:元自転車プロロードレース選手。ツール・ド・フランス7連覇を達成したものの、ドーピング問題により後に取り消され、自転車競技からの永久追放の処分を科された)みたいな事になってしまって…彼の件のせいで、今回も話が大きくなってしまったんだと思います。

WADA(世界アンチ・ドーピング機関)は、モトGP界もきちんと管理されてるって言うところを証明したがっていて、そこに処罰できそうな選手を1人見つけたと言う事なんじゃないですか。厳しい処罰を下すことにし…彼らの決定に対しFIMだって弁護士を立てるべきだったんですよ。

今回の件で僕のキャリアが潰されなかったって事はホッとしてます…ひとたび場外となったら、場外ですからね!そりゃあ、ポイントもリザルトも剥奪されたって連絡が来た時はがっかりしたけど、少なくとも自信を持って2014年に目を向けられるんでね。」
(Source:2013年12月23日 Motograndprix記事より抜粋)




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