バニャイア進撃『モトGP昇格が決まってるから気が楽だ』2018オースティンGP

『バニャイア進撃：モトGP昇格が決まってるから気が楽だ』

★フランチェスコ・バニャイア（モト2、VR46チーム）が4月22日（日）、オースティンGP決勝戦で優勝した。

★バニャイア選手はカタール開幕戦でも優勝し、現在、総合首位に就いている。

★バニャイア選手は2019年より、ドゥカティ・プラマックからモトGP参戦が決まっている。

★バニャイア選手のコメント。

「将来のことが既に決まってるおかげで、余計な心配をしなくて済みますね。来年の行き先は、もうはっきりしてますから。おかげで、マシンとチャンピオンシップに完全集中できてます。
おそらく、もうモト2最後の年だから、なにがなんでもタイトルを取らなければならないといけないって、僕がプレッシャーに苦しんでいると思ってる人達もいるだろうけど…そう言うことはないんですよ。既に将来について契約済みってことで、却って、気持ちが楽なんです。
まぁ、ベースはしっかりしてますよ。冬季間中、然るべき作業をしてきましたから。シーズンを通じて、好結果を出して行けるような状態です。」

【優勝できると思っていた？それとも、けっこう驚いている？】
「予選後、アレックス・マルケスの方が一歩先んじてるとは思ったんですが、でも、速攻で攻めに出て逃げ切ろうとすれば、タイヤは保たないだろうって思ってました。実際、そうだったでしょ。
序盤ラップは上手く立ち回るようにして、（マルケスが）リアタイヤで苦戦し始めた辺りで抜いて、引き離すことができました。ラストラップは悠々3秒差でしたからね。
金曜FP1では転倒し、イマイチの出だしとなり…マシンは滅茶滅茶にしてしまうは、左半身は痛みまくるはだったんで、こうして終われて良かったです。
去年、オースティンではあまり高い戦闘力は出せなかったんで、全てをひっくるめても、今回のオースティン優勝は価値が高いですね。」

【表彰台のてっぺんって、どんな感じ？】
「どの段でも表彰台に上がるのは、いつだって最高ですよ。でも、てっぺんは格別ですね。自分が主役で、みんな、そう認めてくれてるわけでしょ。
あと、一緒に頑張ってくれてる人達が感動して喜んでくれるのを見るのは良いものだし。もう、本当に格別ですよね。上手く表現できないぐらいに。」

【3戦2勝、でも、アルゼンチンでは9位…ツイてないレースとかも、あった？】
「まぁ、あったでしょうね。そう言うリザルトには、ちゃんと理由があるんですよ。その時だって、FPセッションの出だしは良かったんです。ただ、その後のコンディションがイカれてたから。
予選では問題が生じ、適切なセッティングが見つからないままグリッド順位がかなり下がってしまい…だから、追い上げも無理でした。まぁ、不調だった原因ははっきりしてたってことです。」

【シーズン通じて、好結果を出すことは可能だと思っている？】
「まぁ、そうでしょうね。もちろん、タイトル争いの行方を推し量っていく必要はありますけどね。とにかく、このまま首位を維持しながら努力し続けたなら、チャンピオン候補には入れるでしょう。
うちは良いチームだし（SKY-VR46）、あらゆることがきちんと機能してるから。主役クラスにはなれるでしょう。もちろん、容易なことではないですけどね。シーズンは長いんだし、ライバルは大勢いるから。でも、今回の優勝には大きな価値がありますよ。僕が身体的に万全ではなく、鎮痛剤が必要だったってこともあるし、トラックの特性もありますしね。」

（2018年04月25日『Corse di moto』記事参照）

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