MotoGP

2012セパンGP成績表:ロッシ天気に救われ、ロレンソつまらん目標達成、生まれながらの勝者ストーナー…etc


恒例モトGPレース成績表…いやぁぁぁぁ〜ギリギリ間に合ったって言えますかね?
え〜と…できれば、フィリップアイランドの走行テスト前…無理なら予選前には読んでくださいね♡
とりあえずはイタリアの辛口『Moto.it』!!

モトGP『セパンGP成績表』

motoit-sepang-pagella.jpg ★ダニ・ペドロサ(10点満点花丸)
ウェット無勝も打ち破り、堂々の満点花丸。3連勝を得るべく放ったオーバーテイクは一度のみ…超難関ではあったが。雨の中、あんなブレーキングができるとは…一体、どれだけの人間が信じていたことだろう?

★ホルヘ・ロレンソ(8点)
最後の勝利はミザノ戦だったが、本当の勝利らしい勝利はムジェッロ戦まで遡らなければならない。とは言え、ロレンソ選手への批判はそこそこにしておかねば。単純に、今はペドロサ選手の方が強いだけ…ロレンソ選手もやけに降参しやすいようには見えるのだが。セパンも茂木同様、それほど悔やむこともあるまい。茂木では加速の劣るヤマハ機でできることは果したし、セパンでは極端な悪条件の中で的確に転倒を避けようとしていた。タイトル獲得に向けては『会計士』を続けていれば良いわけだが、プライド的には順位の方で甘んじなければならない。冷静さを失いかねないようなジレンマである。

★ケーシー・ストーナー(8点)
もう1周あったら2位だったかもしれない。右足首負傷〜手術から復帰し、わずか1週間の選手に対しこれ以上は望めないだろう。フィリップアイランド戦までに調整すべく復帰を急いだのだ。同戦では何が何でも勝ちを狙ってくる…セパンでもあったチャタリングや、今後のチームオーダーの可能性などものともせずにだ。

★ニッキー・ヘイデン(7点)
実力と言うよりは運による4位。だが、セパンでは予選でも決勝レースでも最良ドゥカティ選手だった。

★ヴァレンティーノ・ロッシ(5点)
今シーズン、すでにあったことだが…情けない予選の後に闘争レース。ドライだったなら苦労していただろうし、かなり離されてしまっただろうが、天気に助けられた。4列目から好スタートを切り、ドヴィツィオーゾ選手と競り合ったものの第9ラップ(多くが転倒していたコーナー)でミスを犯し順位を下げてしまった。しかし、その後、他選手らの転倒のおかげで挽回。

★アルヴァロ・バウティスタ(5点)
茂木での輝かしい表彰台の後、得意のコースで実力を証明してくれるかと思いきや、予選でもレースでもそうはならなかった。

★エクトル・バルベラ(5点)
予選ではロレンソ選手の後ろについて能力発揮。ウェット決勝レースではその他大勢…と言うか、いつものバルベラ選手だった。

★カレル・アブラハム(4点)
今回はCRT選手2名も負かすと言う偉業を成し遂げた。

★アンドレア・ドヴィツィオーゾ(5点)
予選ではたいしたものだった…ドライ決勝レースを夢見たのだが時間通りに降雨。スタートでのミスがその後に響いたものの、表彰台まで後一歩と言うところで例の第7コーナーで転倒し、まぁまぁだったレースを台無しにしてしまった。重要なチャンスをふいにした。

★ステファン・ブラドル(4点)
第12ラップで6位を走行中に転倒。モトGPクラスでのウエット体験が乏しいことが言い訳にはなるが、予選でも熱くはさせてくれなかった。

カル・クラッチロー(4点)
厳しいレースとなった。第10ラップで5位を走行中に転倒。

ベン・スピース(4点)
忘れたいレースがまた1つ増えた。10位を走行中に転倒。要再構築ライダー…2013年には現行機の中でも難関マシンに乗るのだから。

[日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Moto.it 2012年10月22日記事より抜粋]


さて、お次ぎはいつものようにスペインサイトなんですが…
今回はね…イタリア『Moto.it』かと思うぐらいに辛口。

『セパンGP成績表』

motocuatro-sepang-notas.jpg ★ダニ・ペドロサ(100点)
ウエットコンディションでの初勝利。荒々しいその変貌ぶりはアグレッシブで迷いなく、かつてないほど自信に満ちている。タイトル争いは佳境を迎え、オーストラリア戦でロレンソ選手が活気づかないようならば、ヴァレンシアまで勝負は持ち越すかも。

★サンドロ・コルテセ(90点)
今シーズン一番にタイトル獲得。モト3チャンピオンに相応しい活躍だった。安定してトップを走り、今回はシーズン4回目の勝利を獲得し、残り2戦で5回優勝のヴィニャーレス選手に追いつけるかもしれず、そうなれば正当なチャンピオンとして誰にも文句は言われまい。
セパン戦ではカイルディン選手がマレーシア史上初の勝利を目指し迷いのない走りをする中、優勝争いに加わり、野心と勇猛さを見せつけた。エスペレータ(ドルナCEO)や地元ファンとしては、見ごたえある競合いもさることながら、カイルディン選手に寛容さを見せてくれたならもっと感謝したことだろう…。

★ズルファミ・カイルディン(80点)
地元のヒーローがPP&2位を獲得し、マレーシア史上初の快挙。
加えて、モト2にワイルドカード参戦したもう1人のマレーシア選手(現在、スペイン選手権(CEV)に参戦中)と共に、悪天候の日曜日に77,178名の観客を動員してみせた(3日間で125,816名)。ここのサーキットのように物事が順調に行っている時は、大収穫で終われるものだ。

★ケーシー・ストーナー(70点)
ケガから復帰後2戦目、復帰から9日後にしてラグーナセーカ以来の表彰台を獲得し、生まれながらの勝者であることを証明した。オーストラリア次戦での勝利を目標に、完璧を目指して突き進む。

★ホルヘ・ロレンソ(60点)
相変わらずプレッシャーにも、守りの戦略に対する好評・不評にもとらわれない。今回はタイヤの選択を誤り(リアタイヤにソフトを選んでしまった)、そのうえ、スタート前のウォームアップが2周あったため交換もままならず、レース序盤ではペドロサ以外の選手を振り払おうと飛ばしまくり2位の座を確保した。つまらないながらも目標は達成。レース中断と言う幸運に恵まれたし、転倒も免れた。その後は、カピロッシ元選手に言われていたようにレース中断を求めて挙手。手を挙げたのはロレンソ選手だけで…確かに他の選手はそんなことをする余裕がないか、既に転倒リタイヤしてしまっていた。

★アレックス・デ・アンジェリス(40点)
ここに至ってデ・アンジェリス選手が優勝することになるとは思ってもいなかったとは言え、経験豊富で勇敢なライダーである。状況に気を配り、かなり厳しいコンディションの中、チャンスをものにしたのだ。

★アンソニー・ウエスト&ジーノ・レア(30点)
ウエスト選手はまた雨男を証明し、更なる表彰台を獲得。同選手の表彰台は常にウエットコンディション。レア選手は世界選手権キャリアでの初表彰台で、素質と勇猛さを知らしめた。

★ポル・エスパルガロ(20点)
シーズン中盤ではポイント差を縮めるべくマルケス選手のミスを待ち望み、まさに同選手が転倒した日にはマシンがトップに出られる状態にないのだ。マシンはセッティングも点検も適切とは言えず、アスファルトから浮き上がっていた。タイトル争いを引き延ばすと言う目標は達成したが、縮められたのはわずか5ポイントのみ。

★マーヴェリック・ヴィニャーレス(0点)
誰に理があるかに立ち入る気はないが、マーヴェリック・ヴィニャーレスがたった1人で決めて、チームから離脱、マネージャーを解雇、セパンを後にしてしまった。当然、選手、チーム双方に言い分があるわけだ。しかし、とにかくこれはスポーツであり、ヴィニャーレスは選手だ。特に、将来が期待された才能豊かな選手は、それ故に、ついカッとなってしまったせいで門戸が閉じられてしまう危険がある。セパン戦には残るべきだっただろう。そして、シーズンが終わったなら己の権利を要求し、希望を掲げる。そうでなければ、どれほど理があろうと成就はしない。今はただ、頭を冷やして、オーストラリアへ戻って来ることを願うばかり。私が彼の弁護士ならば、そう進言するだろう。
(※管理人注:ヴィニャーレス選手は既にオーストラリアへ戻っています。)

[日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Motocuatro.com 2012年10月22日記事より抜粋]


やれやれ…とにかく間に合って良かった…
遅れたお詫びってほどでもありませんが…
モトGPファン女子部お待ちかねの『はだけ』写真、行ってみますか♡
(写真をクリックすると少し大きくなりますからね!)

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