MotoGP

ロッシ『現在の自分は度胸よりも経験の方が上』2017ヘレスGP

『ロッシ:現在の自分は度胸よりも経験の方が上』

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★今回のヘレスGPでロードレース世界選手権3000回目の開催となる。

★現在、ヤマハは同選手権で優勝499回を記録しており、今レースで500回目となる可能性がある。

★5月4日(木)、ヘレスGP会見でヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)が次のように話した。

「1996年にここで、世界選手権ライダーらと一緒に初めて125ccテストをしたんですよ。その前の年にヨーロッパ選手権に出ていたのだけど、レベルの違いを感じましたね。ほとんど全セクターで抜かれまくって、3秒も引き離されました。あれはショックな経験でした(笑)。」

【それから随分と経つが、ライダーとしてはどんな風に変わった?】
「経験をたっぷり積んで、自分に何が必要なのかが分かるようになりましたね。あと、大人になることで何かと距離を置いて見るようになるし、哲学的になってくるじゃないですか。」

【まだ足りないものはある?】
「多分、ちょっと度胸が足りないかなぁ…そう言う呼び方をするならばですけどね。10年前の方がもっとリスクを負う気があったから。当たり前のことなんだろうけど、それが残念なことかどうかは分かりません。今はもっと冷静に物事に向かっていくけど、昔はもっと大胆だったから。」

【デビュー当時のロッシ選手に会ったなら、なんと言ってあげたい?】
「僕の夢は世界選手権に出ることだったんですが…『もっと落ち着け』って言ってあげたいですね。」

【これまでヘレスでは9勝しているが…】
「良く把握しているトラックではありますね。125ccや250cc時代に、かなりここでテストをしたんで。あと、一、二を争う素晴らしいトラックだし、日曜の第8コーナー立ち上がりでファンの皆さんに遭遇するのは感動的だから。」

【ヨーロッパに戻ってきて嬉しそうだが…】
「そうですね。家から近いって感じがするでしょ。歴史を重ねたサーキットがたくさんあって、雰囲気が違うんですよ。去年のヘレス戦なんかは、ほぼ完璧な週末だったし。PPを取って、優勝して、レースでもファーステストラップを出してね。今年はどうなるものか。シーズンの中でも好きな時期が始まるわけですよ。次から次へと良いトラックが出てくるし。チームにポイントを持ち帰り、全力を尽くさなければね。」

【そのうえ、現在は総合首位だし…】
「たった3戦終わっただけだが、今この瞬間を堪能してます。多少のプレッシャーもあるけれど、でも、特にモチベーションが上がってますね。結局のところ、良いもんですよ。今年の冬はトラブル山盛りで、解決するのに時間がかかったから。」

【完全に解決できた?】
「アルゼンチンからオースティンにかけて、マシンをちょっと変えて。僕の方はあまり苦戦しなくなりましたね。ル・マンのテストでもそれほどモディファイは加えなかったが、マシンは上々でした。」

【ル・マンテストはどうだった?】
「午前中は使い物にならない感じだったけど、上手いことトラックに出られて、2時間ほどウェットで走りました。同じぐらいドライでもね。新しいアスファルトは最高ですよ。陥没もなくなり、グリップもたっぷりあって。ミシュランはタイヤがけっこうタレてしまうのではないかと心配してたようだけど、大丈夫でしたよ。」

【テストが続くが…】
「マシンに長時間乗れて良いですよ。今後のレースに向けての目標はもっと速くなって、FP/予選の結果を上げていくこと。そして、特に楽しむことなんで。」

【長い現役生活で、それは容易なことではないが…】
「でも、僕はレースを続けていきたいんですよ。ヤマハとは2年契約なんで、将来については来年、一緒に決めていくつもりです。」

【エスペレータ氏(ドルナCEO)が『モトGPクラスにロッシチームのポストはある』と明言していたが…】
「感謝してます。でも、今のところは興味ないんですよ。何年か後、どうなるものか。スペイン選手権(CEV)やモト3・モト2と、若手ライダーと一緒にやっていくのは好きだから。」

(2017年05月04日『Gpone』記事参照)


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