ロッシ『怖かったが、引退は考えてない』2020スティリアGP

『ロッシ：怖かったが、引退は考えてない』

★8月20日（木）、スティリアGP会見でヴァレンティーノ・ロッシ（ヤマハファクトリー）が次のように話した。

【前回のレースでの、例の件については？】
「キツかったですね。あの事故の後、正直なところ、けっこうビビってしまって。
マシンに乗っていて見えたのは、ザルコのマシンが吹っ飛んで行くのだけだったんですよ。モルビデッリのマシンが、よもやあんな近くをあんなスピードで横切って行ってたなんてねぇ。
再スタートはキツかったですよ。ただ、他に選択肢はないわけだから…。」

【今回の件で、引退を考えたりした？】
「ないですね。どちらにしろ、モトGPを引退したら、また何かしら危険なことを始めるだろうから。
たとえ、引退して、家で悠々自適の生活を送ったとしても、この仕事をしている限り、考えは変わりませんよ。
来年も、現役続投するつもりです。」

【ここのトラックでは2001年にF1でも似たようなことが起きていたが…】
「その映像は観ました。今回のと、ほとんど同じ感じの事故ですよね。高速の直線コースの後に鉤型コーナーが来るのは危険なもんだから。あの第3コーナーのことは大好きで…まぁ、なかなか大変で手強いんですけどね。
ここは危険なトラックなんですよ。物凄い強い走りになってしまうところが3ヶ所あるから。多分、第2コーナーのデザインに手を入れる必要があるのだろうけど…容易ではないでしょうね。
だからこそ、第3コーナーはバリアが拡張されてるわけだし。このバリアはザルコのマシンみたいな吹っ飛び方だと役に立つけど、モルビデッリの方みたいだとどうにもできませんよね。
セーフティコミッションの会合で話し合ってみますよ。」

【スチュワードパネルが今頃になってやっとザルコ＆モルビデッリ選手を調査すると、批判されているが…】
「レース後すぐにライダーを召喚すべきなんですよ。こっちはけっこう待ってたのに…一体どうしたものなのか。
彼らが忙しいのは確かだけど…モト2/モト3の方は常に制御不能の状態で、直線コースでさえ危険な接触が多発してますからね。
とにかく、なにがなくても安全第一なんだから、はたからプレッシャーをかけられて初めて動くというのはねぇ…。」

【ここまで、なぜこれほど事故が多発しているの？】
「いつもよりリスクを負って走ってるからですよ…そう言うことが出来るって、分かってるわけだから。コーナー外側が安全のためにアスファルトになってるのが利用されてるんです。
かなり拮抗してるしね…0.5秒以内に12選手がひしめき合ってるんだから。しかも、モト2/モト3から上がってきたライダーらは、けっこうアグレッシブですからねぇ。」

【今回のレースについては？】
「ヤマハ機にとっては難しいトラックなんですよね。先週は、表彰台争いができるようなペースは出ていなかったし。ただ、レース2の方では最後までコンスタントな走りができてたんですよ。
とにかく、データは豊富にあるんで、もっと前に出ていけるようベストなベースで始めるようにしますよ。」

（参照サイト google 翻訳：『Moto.it』）

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