今回のセパンテストのサプライズと言えば、まずはカル・クラッチロー選手でしたが…
実は、もう1つのサプライズが、こちら!!
モトGP『ドヴィ:D16の限界に到達できた』
★今回のセパンテストでのサプライズ、ドゥカティ。アンドレア・ドヴィツィオーゾが前回テストよりも首位とのタイム差を縮めてみせた。前回は2秒177差で、今回が1秒088差。
★ドヴィツィオーゾ選手のコメント。
「今回のテストを終えて、うちの状況が大きく変わったわけではないけれど、手を入れて行けばこのマシンも…まさに僕が最初に乗ったやつも、改善できるんだと言うことが証明できました。でも、それだけじゃ充分とは言えない…好リザルトを出すためだけに来たわけじゃないんで…上位に返り咲かねばね。まだまだ遠いですよ。
僕らは非常に良く働いたってことで…このマシンにできる調整の、けっこう限界まで辿り着けたってことですね。多分、ラップタイムは後ゼロコンマ何秒か削れたんだろうけど、走行ペースに関してはこれ以上叩いても何も出てこない。限界点は旋回スピードにあるわけで…つまり、ラインのモディファイをしつつブレーキングで無理をしても、それほどタイムは削られないし、特にコンスタントな走りはできないですね。
これまでマレーシアでは問題点が多かったと聞きました。他のサーキットでは徹底的なテストができなくってね。前回のテストの時にヴァレンシアで走った数周と比較検討してみたんですが、ちょっと困惑しましたね。
今回の3日間、非常に良く働きました。満足してます。新しいマテリアルがまだだって言うのに、マシンへの信頼感もブレーキングもコーナー進入も良くなったんだから。好タイムも出せたし…確かに僕が出した2分01秒650はずば抜けたタイムではないけれど、今日のコースコンディションやうちの現況を思えばかなりの速さですよ。1秒差しかないってのは悪くないでしょ。
【D16改善版(シャーシと排気口の位置が異なる)について】マシンのエルゴノミクスもエンジン出力も100%僕向きと言うわけではないんで、好タイムは刻めなかったんですが、データを見ると強く入っていけてるコーナーもあるんですよ…その一方で失速してしまう所もあるんですけどね。
昨日、僕らがこなした作業全て…セットアップ・テストとか、今日、ピッロテストライダーが出したデータとか、今後の作業に向けてどっさり情報が得られました。今回のテストを終えて、何をすべきかと言うアイデアが出てきたことが重要でね。僕ら、ディテール作業はかなり優秀でしたよ。
(GP13機は)全てにおいて進化中で、できるだけ早くマテリアルができるよう最大プッシュをしています。指示もたくさん出したんで、この山積みデータを分析検討していかなければね。
満足してマレーシアを後にできますよ。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2013年02月28日 Gpone記事より抜粋)
さて、話はちょっと変わりまして…
先日、『Ducati』をカタカナ表記する場合に一番正しいのは?と言う質問をいただきましてね。
私がやってる日本語レッスンの生徒さん(イタリア人)と一緒に検証してみたんですよ。
ちなみに、この生徒さん…ひらがな/カタカナは完璧にマスターしてまして、現在、漢字の勉強中と言う方なんですが。
で、まず最初に却下されたのが『ドゥカーティ』。
確かに『カ』は若干伸ばすけど、『カー』にしたら伸ばし過ぎなんだとか。
で、『ドゥカァティ』だと、発音的には正しそうだけど、カタカナ表記としては一般的ではないだろうと。
結局ですね…
『ドゥカティ』の表記で、発音する際に『ドゥ』にほんの気持ちアクセントを置くと、自然に『カァ』って感じになって、イタリア人的には正しく読まれていると感じるんだそうです。
そして、くれぐれも『ティ』に力は入れないでくれと言われました。
あっ、でもね…『ドカティ』でも『ドゥカーティ』でも『ティ』が強い『ドゥカティ』でも、全部ちゃんと理解できるとも言ってました。
『ドゥカティ』クリックPrego
アメリカの人は「ドゥキャティ」って発音しますよね…
昔「ドカッティ」て言う人もいたような・・・