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2014 SBK スーパーバイク:ガイドブック【保存版】

『スーパーバイク2014、ガイドブック』

La-guida-al-Mondiale-2014


2014年FIM SBK スーパーバイク(第27回)が2月23日、オーストラリアのフィリップアイランドを皮切りに開催される。
コンストラクターはAprilia、BMW、Ducati、EBR、Honda、Kawasaki、MV Agusta、Suzukiの8社で、9チーム/15人のライダーがエントリーするが、更に9チーム/12人のライダーからなる新カテゴリーのEvoクラスが加わる。
2014年シーズンは全14レースを戦う予定。

SBKスーパーバイク世界選手権2014エントリーリスト

[estable caption=”” width=”100%” colwidth=”” colalign=”left|left|leftleft”]
N.,チーム,ライダー,マシン
1,Tom Sykes,Kawasaki Racing Team,Kawasaki ZX-10R
2,Christian Iddon,Team Alstare,Bimota BB3 (EVO)
7,Chaz Davies,Ducati Superbike Team,Ducati 1199 Panigale R
9,Fabien Foret,Mahi Racing Team India,Kawasaki ZX-10R (EVO)
10,Imre Toth,Racing Team Toth,BMW S1000RR
11,Jeremy Guarnoni,MRS Kawasaki,Kawasaki ZX-10R (EVO)
20,Aaron Yates,Team Hero EBR,EBR 1190RX
21,Alessandro Andreozzi,Team Pedercini Racing,Kawasaki ZX-10R (EVO)
22,Alex Lowes,Voltcom Crescent Suzuki,Suzuki GSX-R 1000
23,Luca Scassa,Team Pedercini Racing,Kawasaki ZX-10R (EVO)
24,Toni Elias,Red Devils Roma,Aprilia RSV4 Factory
32,Sheridan Morais,Iron Brain Kawasaki SBK Team,Kawasaki ZX-10R (EVO)
33,Marco Melandri,Aprilia Racing Team,Aprilia RSV4 Factory
34,Davide Giugliano,Ducati Superbike Team,Ducati 1199 Panigale R
44,David Salom,Kawasaki Racing Team,Kawasaki ZX-10R (EVO)
50,Sylvain Guintoli,Aprilia Racing Team,Aprilia RSV4 Factory
52,Sylvain Barrier,BMW Motorrad Italia Superbike Team,BMW S1000RR (EVO)
56,Peter Sebestyen,Racing Team Toth,BMW S1000RR (EVO)
58,Eugene Laverty,Volcom Crescent Suzuki,Suzuki GSX-R 1000
59,Niccolò Canepa,Althea Racing,Ducati 1199 Panigale R (EVO)
65,Jonathan Rea,Pata Honda World Superbike Team,Honda CBR 1000RR SP
71,Claudio Corti,MV Agusta Reparto Corse Yakhnich Motorsport,MV Agusta F4 RR
76,Loris Baz,Kawasaki Racing Team,Kawasaki ZX-10R
84,Michel Fabrizio,Iron Brain Kawasaki SBK Team,Kawasaki ZX-10R (EVO)
86,Ayrton Badovini,Team Alstare,Bimota BB3 (EVO)
91,Leon Haslam,Pata Honda World Superbike Team,Honda CBR 1000RR SP
99,Geoff May,Team Hero EBR,EBR 1190RX
[/estable]

チーム、ライダー、マシンの概要

アプリリア・レーシングチーム:同チーム2年目を迎えるシルバン・ギュントーリはシーズンオフ中に肩の手術をし、まだ本調子ではない。昨年、活躍したユージーン・ラバティが抜け、その後任にマルコ・メランドリが就く。メランドリ選手が2年間在籍したBMWは、昨年一杯でオフィシャルチームを撤退した。同選手とアプリリアは世界選手権250クラスで、2002年タイトルを制覇した経験を持つ。
アプリリアで20年間、技術ディレクターを務め、チームとマックス・ビアッジの2度のタイトル制覇に貢献したジジ・ダリーニャが、ドゥカティに移籍した。後継者には同社の開発責任者、ロベルト・アルベジアーノが就任。

BMWチーム・トース:唯一、BMW S1000 RRで参戦。ライダーのイムレ・トース(1985年ハンガリー出身)はチームオーナーでもある。ロードレース世界選手権およびスーパースポーツで、フル参戦した経験がある。

ドゥカティ・スーパーバイクチーム:4年間のブランクを終え、再度オフシャルチームとして参戦する事となり、全てが新しくなった。ライダーは、ドゥカティ・チームアルテアで2011〜12年の2シーズンを過したダビデ・ジュリアーノ。チャズ・デービスは、BMWがオフィシャルチームを撤退した事から同チームに移籍して来た。チームの再出発は、エルネスト・マリネッリ(プロジェクト・ディレクター)とセラフィーノ・フォティ(チーム・マネージャー)が担う。Panigale 1199Rが2013年の悲惨な結果を忘れ、コンペティティブになれるかどうかが見所。ポルティマオ・テストでは、ジュリアーノ選手が3位に付けポジティブな結果であった。

カワサキ・レーシングチーム:勝てるチームは変わらない。2013年のトム・サイクスのライダーズタイトルは、1993年(スコット・ラッセル)以来のタイトル獲得であった。同選手は、今シーズンは追われる身になる。チームメイトには、昨シーズン総合8位のロリス・バズ。

MVアグスタRCヤクニッチ・モータースポーツ:MVアグスタは、かつてジャコモ・アゴスティーニと共に大活躍した。デビューとなる今シーズンは、イタリアのマシン&ライダーで挑む。ライダーのクラウディオ・コルティは26歳、2013年にはカワサキCRTでチームNGMモバイルからモトGPに参戦しており、F4 RR機は初めてである。

パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム:昨年、ジョナサン・レイはニュルブルクリンクの事故で左大腿骨を骨折し、9月にレースを離脱した。同選手はホンダでの参加7年目を迎えた。チームメートはレオン・ハスラム。ハスラム選手も昨年第3戦のアッセンで負傷し、そのため残りのレースは散々であった(6回リタイヤ)。ホンダが最後に優勝したのは2007年である。

レッドデビルズ・ローマ:シーズン2013は終盤4戦を残した時点で、ライダーをミッシェル・ファブリッツィオからトニ・エリアスに替えた。エリアス選手は同チーム唯一のライダーとして参戦する。今年3月で31歳のベテランライダー(モト2チャンピオン)はドルナからの支援を受け、同世界選手権に出場する唯一のスペイン人でもある。

チームヒーローEBR:EBRはEric Buell Racingの略称で、シーズン2014からSBKに参戦する新チームである。チーム本社は米国ウィスコンシン州、ライダーは40歳のアーロン・イェイツとジォフ・メイ。EBR1190 RX機の予算は、インドのヒーロー社が負担する。チームの本拠地はイタリアのヴェルデッロ(ベルガモ県)に置かれている。

ヴォルティコム・クレシェント・スズキ:スズキはゼロからの再出発となる。チームマネージャーはポール・デニング。ユージーン・ラバティは昨年の準優勝ライダーでアプリリアから移籍。チームメートのアレックス・ローズは23歳、昨年のブリティッシュ・スーパーバイクのタイトルを獲得し、ポルティマオ・テストでは最速であった(その際の2位はラヴァティ)。

EVO機と新レギュレーション

2015年よりスーパーバイク世界選手権は、全てEVOカテゴリーとなる。同カテゴリーはスーパーバイクの車台を使用するが、電制システムとエンジンは異なり、これらは市販機と全く同じものが使用される。ドルナ/FIM/MSMAの目的はコスト削減にあり、エンジン使用数はSBK機が各ライダーに8基づつ、EVO機は各ライダーに6基づつと定め、トランスミッション、ブレーキ、サスペンションは自由とした。エンジン排気量は4気筒が1000cc、2気筒が1200ccを上限とするが、2気筒は引き続きエアーレストリクター(吸気制限)の装着が義務づけられる。最低重量は165kgのまま。タイヤは2013年に導入されたピレッリ・ディアブロ・スーパーバイクの17インチで、両カテゴリー共に同じものを使用する事になるであろう。SBKとEVOは混合してサーキットを廻るが、1周1.5秒程度の違いがあるだろう。

EVOカテゴリー、エントリーチーム

[estable caption=”” width=”100%” colwidth=”” colalign=”left|leftleft”]
チーム,ライダー,マシン
Althea Racing,Niccolò Canepa,Ducati Panigale 1199R
BMW Motorrad Italia Superbike Team,Sylvain Barrirer,Bmw S1000 RR
BMW Team Toth,Peter Sebestyen,BMW S1000 RR
Iron Brain Kawasaki SBK Team,Michel Fabrizio / Sheridan Morais,Kawasaki ZX-10R
Mahi Racing Team India,Fabien Foret,Kawasaki ZX-10R
Kawasaki Racing Team,David Salom,Kawasaki ZX-10R
MRS Kawasaki,Jeremy Guarnoni,Kawasaki ZX-10R
Team Alstare,Ayrton Badovini / Christian Iddon,Bimota BB3
Team Pedercini,Luca Scassa / Alessandro Andreozzi,Kawasaki ZX-10R
[/estable]

スーパーポール

新スーパーポールは各15分間の2セッションで行われ、間に10分のインターバルを挟む。参加資格はフリー走行3回における上位20選手とし、まず上位10位までの選手は直接スーパーポール2へ進出でき、残り10選手はスーパーポール1の結果、上位2選手がスーパーポール2に参加出来る。スーパーポール2には合計12選手が参加する。
今回の変更の目的はモトGPのレギュレーションに近づける事である。スターティンググリッドに見られる1列3マシンずつ/斜めの配列も同様の目的で、昨年から導入されたものである。

タイムスケジュール

フリー走行、スーパーポール、レース共に変更が加えられた。
3回のフリー走行(スパーポール予選)は各45分間。

フリー走行(スーパーポール予選)
金曜日:11時45分〜12時30分、15時30分〜16時15分
土曜日:09時45分〜10時30分

スーパーポール1、2
土曜日:15時00分〜15時15分、15時25分〜15時40分

レース1、2
日曜日:レース1は10時30分より、レース2は13時10分より
(フィリップアイランド戦は12時00分と14時40分)

レースカレンダー

[estable caption=”” width=”100%” colwidth=”” colalign=”left|left|leftleft”]
ラウンド,日付,国,サーキット
第01戦,2月23日,オーストラリア,フィリップアイランド
第02戦,4月13日,スペイン,アラゴン
第03戦,4月27日,オランダ,アッセン
第04戦,5月11日,イタリア,イモラ
第05戦,5月25日,イギリス,ドニントンパーク
第06戦,6月6日,マレーシア,セパン
第07戦,6月22日,イタリア,ミザノ
第08戦,7月06日,ポルトガル,ポルティマオ
第09戦,7月13日,アメリカ,ラグナ・セカ
第10戦,9月7日,スペイン,へレス
第11戦,9月21日,ロシア,モスクワ
第12戦,10月5日,フランス,マニクール
第13戦,10月19日,南アフリカ,パキサ
第14戦,11月2日,カタール,ロサイル(要確認)
[/estable]


(Source:2014年02月04日 Panorama 記事より抜粋)



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POSTED COMMENT

  1. チョコチップ より:

    SBKをしばらくチェックしてなかったら、エリックさんのBuellが参戦するんですね!情報感謝です。
    昔Buell乗ってたので活躍が楽しみです。
    活躍したらいいなぁ・・・

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