ザルコ『ロッシに“これで僕らの仲間入りだ”と言ってもらえた』

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『ザルコ:ロッシに“これで僕らの仲間入りだ”と言ってもらえた』

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★ヨハン・ザルコが6月28日(木)、アッセンGP直前に次のように話した。

【トラックでは真剣そのもので堅物そうに見えるが、実はけっこう面白いタイプなんだって?】
「人と一緒に過ごし、大笑いするのが好きなんですよね。
多分、何年か前はもっと堅物そうに見えてただろうけど、今はもっと自然な…ゆる~い感じだと思います。
強い走りをするため、常にカッカしていた時期があったんですよ。今は、そう言う面を上手くコントロールできるようになりました。
マシンに乗ってる時は集中し、必要ならばあざとくもなり、でも、ヘルメットを脱いでしまえば、穏やかな気持になれるんです。
マシンを降りた時に、またこう言う風に自然な感じになれて嬉しいですよ。」

【ザルコ選手はモト2クラスで2連覇を遂げているが、最近はヴィニャーレス選手やミール選手など、タイトル獲得を目指さず1年経験しただけでモトGPに昇格してしまうライダーもいるが…】
「僕の場合はモトGPに昇格するのに適当なオファーが来なかったからなんですよね。もう少し待ってみたかったんです。
スズキに入れるかもしれないってことになって…実際のところ、けっこう期待してたんですよ。マシン(スズキGSX-RR)も試してみたしね。
それで、スズキに期待しつつ、モト2クラスにもう1年出てみたんです。
それまでのオファーはどれもイマイチだったから、スズキのオファーが一番良かったんですよ。
ところが、2016年に(スズキとの仮契約が)失効してしまって…スズキがリンスに決めたからです。」

【ヤマハのファクトリー機に乗るものとばかり思っていたら、KTM移籍を決めてしまい…なかなか勇敢な決断ですよね】
「勇敢な決断…本当にそうですね。
ヤマハが僕と契約する気がなかったのは残念でした。
ペトロナスのチーム(※最近、プライベートチームとなったSICヤマハのこと)に今はペドロサが入るかもしれないって話だし、その前はロレンソだったでしょ。
僕には、そう言う話を持って来てはくれなかったから。
一緒に何ができるかを話し合おうと、(ヤマハが)僕の所には来てくれなかったのだから、こっちも前に進まなければならないでしょ。
ホンダに行くって言うのも良かったけど、そっちからのアプローチに関しては、うちがあまり上手くマネージメントできなかったんです。
KTMと合意に達していたのに、それを伝える気にならなくって…ただ、その後、プーチ(アルベルト、ホンダHRCチームマネージャー)と話し合って、和解したんですけどね。
諸々に関して、うちの態度が悪かったって謝りました。」

【マルケス選手と同じチームってことは、問題にはならなかったの?】
「どうなんでしょうねぇ…KTMの方にしてしまっていたから。
ただ、チャンピオンになりたいのなら、最強ライダーであるマルケスと同じマシンに乗ったら、最大でも2位にしかなれないかもね。
マルケスを倒すには、なにか違うことをしなければ。別の道を進むべきなんですよ。
僕はKTMのことを本当に信じてるんです。レッドブルのサポートを受け、2年前から好結果を目指して作業を進めているでしょ。
僕は今、好調だから、多分、このタイミングでKTMに移るのは適切だと思いますよ。」

【その昔、KTM機でルーキーズカップのタイトルを獲得しているし…】
「良い記録ですよねぇ。まぁ、何年も前にルーキーズカップで総合優勝してるから、KTMに入れたとは思いませんけどねぇ(笑)!」

【モト2からモトGPのマシン乗り換える時、どの辺が難しいものなの?】
「鍵はタイヤだと思います。モト2参戦が長い場合は、特にそうですね。
(モト2でも)けっこうな大型マシンの操縦や、コーナーでいかに強い走りをするか等を学ぶことはできるんですが、でも、モトGPクラスの方はタイヤのおかげで物凄いことができるんですよ。
最初の頃は、ミシュランタイヤの限界はどこなんだろうって信じられないような感じでした。
ミールは上手く合わせて行けると思いますよ。モト2クラスは1年参戦のみだから、そこに染まってる暇もないわけでしょ。
モト2クラスで学んだ幾つかのこともモトGPで役には立つけど、でも、例えばルーティなんか、かなり苦戦してるじゃないですか。
役に立ちそうなものだけを選んで、モトGPで活用していかなければならないんですよ。そして、それ以外の要素がたくさん必要になってくるんです。
これまでのことは捨て去り、新たな物語を綴っていかなければならないんですよ。」

【あのヴァレンティーノ・ロッシに「ヨハンは乗り方を知らない」と言わしめるほど、アグレッシブなライダーとして有名だが…】
「ちょっとわざとそう言う言い方をしてたみたいですよ。その後、フィリップアイランド戦の後、『これで僕らの仲間入りだな』って言ってくれて…思い出深い瞬間でした。
アグレッシブにならないでオートバイになんか乗れませんからね。まぁ、経験を積めば、あまりアグレッシブになりすぎないで、色々とコントロールしながら強い走りができるようになるんでしょうけどね。
今年のムジェッロやバルセロナでは、ちょっとそう言うアグレッシブさにかけていたのかもしれません。好リザルトを出せなかったから。
そう言う風になれないと。強い走りなんて出来ないんですよね。上手くコントロールして行かないと。」

【ザルコ選手とテック3のKTM移籍が決まった今、ヤマハ側の対応は変わってくると思う?】
「そう言うことは考えたくありません。その手のことを考え出したら、色々と大変になるだろうから。
(ヤマハが)うちを誤魔化すことなんてできないと思うんですよ。(ヤマハ)ファクトリー選手の方が速くなっていったとしても、それは開発が進んでるからであって。
僕は彼ら以上のものも、以下のものも使ってませんから。すべて同じです。ただ、実力を100%のポテンシャルを活用しきれないトラックだと、多分、難しくなってはしまうでしょうけどね。
でも、常に好結果を出せる可能性はありますから。」

【プライベートでは、どんなことをしてるの?】
「スポーツが大好きなんで、色々なスポーツをしてトレーニングするのが好きです。
あと、音楽も好きですね。最近、ギターを始めたんですよ。ビートルズとかフランスのシャンソンが好きです。
特に好きなアーティストはいなくて、音楽全般が好きです。
YouTubeを見ながら、独学でピアノを弾けるようになったんですよ。もう4年以上、ピアノはそうやって弾いてます。レッスンとか受けたことはないですね。
だんだん、自分が弾いてる感じが分かるようになってきましたけどね。
こう言うことをしてる時が一番落ち着くんですよ。
あと、TVを観るのも好きですね。でも、音楽は本当にプラスになってます。」

【なぜ優勝のお祝いにバック転をするようになったの?】
「元義兄の影響なんですよ!
僕は昔、飛んだり跳ねたりするのが大好きで、16才の頃、学校でパルクールみたいなことをしてたんですよ。
それで、たまたま、そんな風にお祝いしようかなってことになって。最初は遊びみたいな感じでした。ぜひ今回、できたら良いんですけどねぇ。」

(2018年07月04日『Gpone』記事参照)


ロッシ選手のロレンソ追突は問題にならないのか?とか…
ロッシvsドヴィ選手の接触はどっちが悪いのか?とか…
詳しくは、こちらでどうぞ。

【2018アッセンGPまとめ その2 ヤマハ&ドゥカティ、ペドロサ去就】[ 2018年7月11日発行 Vol. 195

●ヴァレンティーノ・ロッシ
・集団戦に参加でき嬉しいが、後味はイマイチ…
・ロレンソ追突で、ロッシ大損害
・ドヴィvsロッシ接触、どちらが悪いのか?
・ロッシ父「ヤマハは正直でスレてないから」

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One Response to ザルコ『ロッシに“これで僕らの仲間入りだ”と言ってもらえた』

  1. gsax3 2018年7月12日 at 7:08 PM #

    テリー・ミショーのイメージが強く残っててフランスの競技者は腹黒いというか目的達成に手段を選ばずという主観があって,どうも応援できなかっけど,旭日旗ヘルメットの件で見直して,さらに本記事で好きになりましたね.

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