『ドゥーハン:ロレンソよ、僕もホンダ機に乗った時はギョッとした』
★ホンダHRCが6月28日、ロードレース世界選手権参戦60周年記念セレモニーをアッセンで行った。
★同セレモニーに出席したミック・ドゥーハン(1994〜98年まで500cc5回連続総合優勝)が、ホルヘ・ロレンソの現状について次のように語った。
「私はテストでヤマハ機に乗って、その後、ホンダに移ったんだが、これまで乗り慣れていたマシンと比べると、見慣れない動物を前にしてるような感じでしたね。
とにかく倒しにくいは、止めにくいは、ハンドルは振動するは…2〜3回ブレーキをかけないことにはパッドがディスクに触れてくれないんですよ。
1989年に(ヤマハから)ホンダに移ってきたエディ・ローソンが、フレームを11回も変えましたね。
私はね、ローソンのことは本当に尊敬してますよ…あのマシンでタイトルを取ったんだから。
あの年、マシンは完全に変わり、実に良くなったんです。
ただ、ギョッとするような体験でしたけどねぇ。その一方でライダーとして成長させてもらいましたよ。
ああなると、愚痴なんて言ってないで、とにかくどんどんハードルを上げ、マシンの限界を超えて操縦しなければならないんです。
マルケスは彼独特のライディングスタイルで、どうやったらあのマシンで強い走りができるかってことだけに集中してるでしょ。
ホルヘの方は今のところ、100%の走りができるような信頼感は掴めてませんよね。あいにく、この間のレースでは転倒事故で大変なことになってしまって…まぁ、単純なレース・インシデントですけどね。
今はヤマハ機に乗ってた時の様な感触を模索しているようだが…私も最初はヤマハだったわけだから、今、どんな心境かは分かりますよ。
ヤマハ機って言うのは昔から操縦しやすいマシンで、一方、ホンダ機は昔から難しいんですよ。あのマシンだとコーナーにはアグレッシブに突っ込んで行かなければならないでしょ…マルケスのようにね。
ヤマハ機はもっと人に優しいと言うか、クアルタラローの操縦を見ていれば一目瞭然ですよね。
ホルヘは(ホンダ機を)理解するのにちょっと苦労してるだけで、然るべきバランスが掴めたら今まで通りの走りになるでしょう。
早々にそうなってくれると良いんですがね。本人にとってもチームにとっても、そして、チャンピオンシップにとっても良いことなんだから。」
Doohan: "Lorenzo? Anche per me la Honda fu una esperienza spaventosa": "Nel 1989 Eddie Lawson cambiò ben undici telai, io quattro. La prima NSR era un animale, non piegava, non frenava. In casi così non serve piangere, ma alzare l'asticella e guidare la… https://t.co/gZJA0oQszN pic.twitter.com/wMAjlWBSck
— gpone.com (@gponedotcom) 2019年6月29日
(参照サイト google 翻訳:『Gpone』)
(参照サイト google 翻訳:『Moto.it』)
マルケス選手が最近、ロレンソ選手に口撃を繰り返していたのはホンダへの警告か?って話は有料閲覧『note』で!!
「コーナーにはアグレッシブに突っ込んで行かなければならない」
ロレンソ「いや、だから、突っ込んだらフロントから…。」
帝王ミックの余裕というか器というか?流石です。
今の漢ホルヘにとって一番必要とされるコメント。
冷賢エディ(本当は激熱)のチャンピオン獲得にそんな裏話が有ったなんて初めて知りました、改めてレジェンドは凄い。
ロレンソにも11本位フレーム作ってやっておくれ・・・。
本来はエディと同じくらいステディで理論派ですよホルへも。
必ず暴れ馬をマトモなバイクに仕上げられる筈。
KTMもザルコの為に、是非。
KTMはザルコのリクエストは聞かんけど
ペドロサが同じ様な事を言ったら聞くだろうね
エディはテストで細かく、フォークオイル量も指定したとか有ったらしいし、ホルヘはリンが嫌がるほど電制にこだわったようだし。
ホルヘが不在となった今年のドカは少し斜陽気味だし、やっぱりライダー次第で進化具合が変わるのね。
YAMAHAワークスの迷走もロレンソからビニャーレスに替わってからだしねぇ…
そういう意味ではYAMAHAは2人のライダーの言う事を聞き過ぎるのかもね
HONDAみたいに他のライダーは合わせろ!
と言い放った方が方向性はブレないのかね
その乗りにくいマシンを作ったスペンサーが隣にいたはずだからなんと言うか聞きたいね。
ドゥーハン、大先輩の優しさが沁みますね。
ロレンソ、頑張れ!
クラッチローが18型が良いと言うのもあくまで19型との比較評価であって、他メーカーと比較して操縦の難しいバイクであることは、ホンダ初年度から一貫して語っています。
他の方も指摘するように、ホンダは潔くマルケス特化のマシン開発をしているで間違いないでしょう。
実際、開発がマルケス合わせにシフトしたと思われる14年時点で在籍していたペドロサ、ブラドル、バウティスタは以降かなり成績を落とし、その後加入したライダーも軒並み苦戦しています。
各ライダーのリザルトの安定感でいえば19年型ドカはむしろ優秀な方かと。