スズキ、チームマネージャーについて『候補者らと細かい部分を検討中』佐原伸一

『サハラ：チームマネージャーについては、候補者らと細かい部分を検討中』

★モトGPのカタール開幕戦まで後3週間ほどだが、スズキはいまだ新チームマネージャーが決まっておらず、現在はシンイチ・サハラ氏（プロジェクトリーダー）が兼任しながら行っている。

★2月10日、インドネシアにてサハラ氏が次のように話した。

【チームマネージャーについては？】
「皆さん全員が関心を持たれているテーマであることは承知してますが、今現在、お話できる状態でなく…いまだ明確にはなってません。
現在は何名かと話し合っている最中です。予想以上に時間がかかってますが、ただ、我々としては急いでませんので…パニック状態にはなってませんよ。チーム運営と言う意味では、すべてきちんと管理されてますから。
とりあえず、今、話せることはここまでで、すべて整い次第、きちんと名前を発表します。現在、候補者らと細かい部分について、検討している最中ですので。」

【今後の選手らの契約交渉に影響してくるのでは？】
「その件については心配してません…個人的に常に彼らと対話していますから。
ブリヴィオ（ダヴィデ、旧マネージャー）がいた頃も私は契約関連に携わっていましたから。ただ、現在は戦闘力が高く、またタイトルが取れそうなマシンを提供する方に集中してしますけどね。
リンス＆ミール継続が将来的にベストなシナリオだと思っているが、ただ、いつまでに決めると言うような期限は考えていません。現在、恒例の話し合いを行ってはいますが、すべてを調整し切るタイミングでもないでしょう。夏までにはと思っていますが、あくまでも私個人の考えです。」

【プライベートチーム結成については？】
「あれば便利なことは分かっています。以前からそう思っているし、遅かれ早かれ結成するだろうと言うことをポジティブに捉えています。
ただ、スズキ幹部の決定に依って決まるものであり、その後、然るべきチームを見つけなければならず…おそらく、もう少し先にした方が良いのでしょうね。」

【先日行われたセパンテストについては？】
「実にポジティブな手応えで、2021年と比べ、意義深い改善が見られました。エンジンパワーが特に改善されたのですが、ただ、喜ぶにはまだ早いことは分かっています。
とにかく、正しい方向に進んでいることは確認できました。」

【ドゥカティが新たに、『走行中に機能するフロント・ホールショットデバイス』を投入していたが…】
「うちのはスタート時のみの機能ですが、今シーズンに向け、そうしたものを計画している最中です。
他メーカー陣が走行時用のものを作っていることは知っているし、もし上手く機能するようならば、うちも投入するつもりです。
超過予算が必要となるので、本社側と話し合う必要があるでしょうね。」

【スズキの開発姿勢とは？】
「うちは開発において保守的な姿勢を取っており、今回はトップスピードやブレーキング等、改善されたエリアはありましたが、長所を保ったまま改善しているのです。これがうちのスタイルであり、上手く機能してくれればと思っています。
予選に向けては、既に昨年のポルティマオとヴァレンシアより新たなストラテジーに取り組んでおり、上手くいっていたようでした。
単純な話ではないのですよ…関連してくる要素が多いわけですから。とにかく、なにかしらの案はあります。」

Il project leader Sahara: "stiamo parlando con alcune persone, non siamo nel panico. Rinnovare con Mir e Rins sarebbe il migliore scenario possibile" https://t.co/2a1zgFlXyp #motogp #shinichisahara #suzuki #teammanager #joanmir

— GPOne.com (@gponedotcom) February 10, 2022

（参照サイト：『Gpone』）

ザマーニ考察（深堀）：スズキに新チームマネージャーは入るのか？については、『深堀り特集：スズキに何が起きているのか？なぜドゥカティは再生できたのか？』でどうぞ！