ジベルナウ『マルケスの新たな敵は己の心…』

『ジベルナウ：マルケスの新たな敵は己の心…』

★冬季オフシーズン中、マルク・マルケス（ホンダファクトリー）はリハビリを継続しつつ、各種イベントに精力的に出演している。

★マルケス選手は2020年に右上腕骨を骨折し、長期欠場ののち2021年3戦目から復帰したものの、2022年シーズンは表彰台に1度しか上がれなかった。
弟アレックス選手が、次のように話している。
「（兄マルクは）ケガをするまで、ギリギリの状態になっても挽回できていたじゃないですか…。今、苦戦しているおかげで、さらに強くなれるでしょう。
スーパーマルクなんか存在しないんですよ…人間なんだから。転倒からのみごとな持ち直しとか、たとえ転倒しても2分後にはピットボックスに戻ってる姿とか…当たり前ののことじゃないんだから。強くプッシュしなければならない瞬間に、もしツイてなかったとしたら…。
とは言え、みごとな技を見せてくれる、優秀なライダーではあるんですけどね。」

★セテ・ジベルナウ（50才、モトGPクラスで2003/2004年総合2位）が、『La Gazzetta dello Sport』のインタビューで次のように話した。

【マルク・マルケスについて、どう思う？】
「史上最高のライダーでしょ。来年のチャンピオン候補は誰かと訊かれたら、やはり『マルケスだろう』って答えるでしょうね。
とにかく、ヒーローだし、史上最高ライダーだと思いますよ。」

【今後のマルケス選手については？】
「新たに抱えることとなった『己の心』と言う敵に対し、どう戦っていくのか楽しみですよ。
これまでとは違う動きをしてしまうような想いが出てきて、それに上手く対処していかなければならないでしょう。
まだ何シーズンかは、ハイレベルな活躍ができるだろうしね。」

【現在、ホンダ機も苦戦中だが…】
「もし解決できないようなら、マルクでも勝つのは難しいでしょうね。」

（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）

マルケスとホンダの間に溝ができ始めてる？って話は、note『2023 ヴァレンシアテストまとめ』でどうぞ！