MotoGP

なぜモトGPメーカーは冬季間も大変なのか?

『なぜモトGPメーカーは冬季間も大忙しなのか?』

★2月1〜3日までセパンサーキットで、各モトGPチームのテストライダーとルーキー選手によるシェイクダウンが行われた。
(※ホンダ&ヤマハは優遇措置により正規選手も参加可能。)

★2月6〜8日にはモトGP正規選手によるセパン公式テストが行われる。

★昨年11月末にヴァレンシアテストが行われ、その後の2ヶ月間で各メーカーはどのような作業をしてきたのかと言えば…
シーズン序盤のレースに向けて、各サプライヤーはかなりの量のマテリアルを製造しなければならないため、各メーカーはそれが可能な状況にしておかなければならない。
そうした中で起きがちな問題は、まだ最終決定できない新部品がある場合は、その部品について複数バージョンを大量に製造しなければならず、経費がかさんでしまうと言うことだ。
このため、メーカー側は各種マテリアルの選択を、特定の選手かファクトリー両選手のみに任せてしまうのだ。

★こうした状況について、エンジニアのジュリオ・ベルナルデッレ氏(※モトGP業界ではホンダ&アプリリアで働いていた)が次のように説明している。

「こうした状況はフレーム関連の部品や、最終決定がまだ終わっていないエンジン部品に関して起きがちなんですが、数年前よりエアロダイナミクス関連でも起きてますね。
エアロダイナミクスと言うのは、CFDソフトウェアを使っての研究や風洞テストが必要なため、長期に渡る、費用のかかる分野ですから。

一方、電制システムにかかる費用は遥かに低く、なぜならば、マッピングでもって進化させていくからなんです…つまり、ベンチテストでの作業に集中してるんですよ。

あと、タイヤサプライヤーであるミシュラン側の作業についてなんですが、冬季間の製造作業については…
まず、2月にはシーズン序盤のレースウィークエンド用のタイヤを準備しておかなければなりません…何千本と言うタイヤ数なのですが、世界のあちこちに搬送するには数週間かかりますからね。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Twitter

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP