『バウティスタ:頭数合わせのために出る気はない』
★3月22〜24日、バルセロナサーキットでスーパーバイク世界選手権(SBK)の第2ラウンドが行われた。
★アルヴァロ・バウティスタ(ドゥカティ、39才)が、予選11位、レース1は3位、スーパーポールレースで3位、レース2で優勝した。現在、総合2位(75ポイント)。
★スーパーポールレースでは最終コーナーでトプラク・ラズガットリオグルに抜かれてしまったが、レース2ではチームメイトのニコロ・ブレガ(24才、総合首位)を破っての優勝だった。
★バウティスタ選手がレース2終了後、次のように話した。
【レース2では、みごと優勝し…】
「また表彰台のてっぺんに上がれて、本当に嬉しいですよ。
うちにとっては厳しい週末で…昨日はグリッドでペナルティを受けたもんだから、追い上げレースになってしまってね。
スーパーポールレースは後方スタートながら高い戦闘力を出すことができ、最高パフォーマンスを披露できました…最終ラップで優勝争いをしてね。
レース2は楽ではなかったけど、面白かったねぇ。
前に集団を置かないように好スタートを目指し、タイヤ温存のためにスムーズな操縦を心がけました。
急遽、グリッドでリアタイヤを変えることにして…気温が少し下がってたんで、900タイヤよりSCXタイヤの方がベストだと思ったんですが…完璧でしたね。」
【スーパーポールレースの最終コーナーで、ラズガットリオグル選手に抜かれ…ほんの一瞬で首位から3位になってしまったが…】
「絶対にトプラクが攻めて来ると思い、ラインを塞ぐようにはしてたんですが…ちょっと甘かったようでね。まぁ、どんなラインを取ろうと、彼なら抜いてきたんだろうけど。とにかく、転倒しないってのが重要だから。
スペースを空けないようにはしていたものの、やられてしまいましたよ…ラインを維持し、スペースを塞いではいたが、彼が真っすぐ入ってきたもんだから、こっちは建て直さなければならなくって…
汚れた箇所に乗って、イアンノーネにも抜かれてしまったんです。
けっこうアグレッシブな操縦で…もし僕がスペースをきちんと塞いでたら、接触してしまってたでしょうね。とは言え、限度は超えてなかったけど。
まぁ、今日は本当に限界ギリギリで走ってたって感じですね。」
【身体の具合の方は?それから、今年はフェイクウェイトを積んでいるが…慣れた?】
「アルヴァロ・バウティスタ自身は復活できたけど、問題はボクとマシンの組み合わせの方なんですよ…完璧になってないんです。
まだ思い通りの状態になってなくて…でも、近づいてはいますけどね。
セッティングで別の案を試してるとこなんですが、けっこう助けになってくれてるんで。
次までに少し時間があるから、ドゥカティが諸々を分析して改善してくれますよ。」
★バウティスタ選手の現契約は今年末に終了するため、引退する場合はドゥカティ側が後任探しに苦労しないよう、今シーズン前半中に決断すると発言している。
★引退についてのバウティスタ選手のコメント。
「自分のキャリアは自慢に思ってます。もし、もうレース参戦は無理だろうって言われたら、引退するだろうけど…とにかく、これまで出した結果については満足してるって言えるでしょうね。
僕がレースに出るのは、自分が楽しいって思えて、心身共に自分は強いって思えるからなんですよ。
ドゥカティが信頼してくれてるからレースに出てるんだし、僕はそれが好きで、そのためにトレーニングしてるんです。
去年、契約更改を決めたのは、僕がそうしたかったからですよ。
今年の目標は、自分とマシンのパフォーマンスを100%に戻すことなんですが…どうなるでしょうね。
その気になるようなら続けるし、問題があるなら辞めます。頭数合わせのために出る気はないんでね。」
『2024 カタルーニャ SBK レース2リザルト』
『2024 カタルーニャ SBK SPリザルト』
『2024 カタルーニャ SBK レース1リザルト』
『2024 カタルーニャ SBK 予選リザルト』
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
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