エスパルガロ『タイトル争いに干渉する気はない』

『エスパルガロ：タイトル争いに干渉する気はない』

★11月15日（金）、バルセロナGPのモトGPクラスでアレイシ・エスパルガロ（アプリリアファクトリー）が、午前セッション（FP1）14位、午後セッション（PR）3位だった。

★今シーズンでモトGPを引退するため、現役選手としては最後のレースウィークエンドとなる。

★金曜セッション後、エスパルガロ選手がイタリア『SKY』のインタビューで次のように話した。

【PR3位で、予選2へのダイレクト進出を決め…】
「午前セッションはしっくりきてなかったんですよ…シーズン序盤からの問題が、いまだ解決してないんで。とにかく、グリップが足りないんです。
でも、チームが良い仕事をしてくれて…実は、最後にチーフメカニックからフロントタイヤをソフトに変えるよう後押しされて。そのお陰なんです。通常、ソフトは好みじゃないんだけど。
けっこう寒かったんで、チーフメカニックから背中を押され…フロントハードだったら無理だったと思いますよ。
チームが重要な役割を果たしてくれました…満足してます。」

【5月開催時とはコンディションが大きく異なり…】
「タイヤの種類も多くって…しかも、たいして差がないから、ベストチョイスが分かりづらいんですよ。
寒いし、大変ですよ…ゆで卵の表面を走ってるみたいで。5月の時みたいにプッシュも、攻めの走りもできないんです。ちょっとスムーズな感じの走りにしなければならず、難しいんですよね。
ラスト10分なんか、路面17度だったんだから。とにかく、寒かったですね。」

【マルティンvsバニャイア選手のタイトル争いは…友人であるマルティン選手を援護するの？】
「あの2人の間に入らないで済むよう…祈ってます。一番良いのは…大きく引き離して首位に就くか、後ろにいるかでしょうね。誰かを助ける気はないんで。
ホルヘ（マルティン）はただの友人ではなく、弟も同然だけど…でも、僕はペッコのことも高く評価してるんで。世間一般が考えているより、ずっと凄い選手だと思ってます。史上最高のライダーの1人であり、心から尊敬してるんですよ。あの2人で良い戦いができることを願ってます。
僕にとっては現役最後のレースなんで、優勝できたら嬉しいけど…でも、タイトル争いと言うのはもっと大切なものだから、配慮が必要ですよね。」

（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）