Screenshot『マルケス執刀医が説明:右腕の上腕二頭筋の筋力低下により、腕1本半で操縦している』
★8月28〜30日、アラゴンGPが行われ、モトGPクラスのマルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)が予選2位、スプリント首位、決勝首位だった。総合2位(−19ポイント)。
★9月3日、マルク選手が自身のInstagramに、現在の右肩の状態が分かる写真を公開した(記事下)。
★9月6日、マルク選手の手術を執刀したサムエル・アントゥーニャ医師が、同選手の腕の現状を西紙『El Periódico』で説明した。
・2025年インドネシアGPで負傷する前も右腕は完全な状態でなく、マルク本人も両腕の筋力に差があると訴えていたが、レース参戦は可能だった。
しかし、インドネシアGPでの転倒で肩鎖関節脱臼と烏口突起基部の骨折を負い、3ヶ月以上は安静にしなければならなくなった。
・しかも、数年前に同じ箇所を負傷した際、固定のために挿入した骨片がずれていたことを特定できず、しばらくの間、痛みや腕のコントロール問題を抱え、それが原因で転倒しながらレースを続けていた。
しかし、その後の検査でずれた骨片が右腕の橈骨神経を圧迫し、特定の体勢で腕のコントロールが完全に失われていたことが判明し、5月初めに再手術を受けた。
・度重なる手術は筋肉にも影響を及ぼし、広背筋は筋力があるものの構造上の問題でうまく力が伝わらず、大円筋にも機能不全があるが、最大の問題は上腕二頭筋の筋力低下である。
・マルク選手が公開した写真に見られる、右脇の下の『サメに食われたようなくぼみ』は、度重なる手術で筋肉を動かしたり、緩めたりした結果である。
筋肉量が減ったわけではないが、少し萎縮して本来の動きができなくなったため、左腕と同じ筋力は出ない。
右腕の筋力には限りがあり、特に上腕二頭筋が弱い…つまり、「マルクは腕1本半で操縦している」と言えるだろう。
・今後、上腕二頭筋は改善してゆくが、現在、マルク選手は33才であり、やはり20代前半のような回復は期待できない。また、回復の余地はあるが、元の状態に戻る可能性はない。実際、今のマルク選手はパデルもできない状態なのだ。ただ、本人は以前よりトレーニングを強化し、ライディングスタイルを調整することでカバーしようと努力している。
・臨床的に見て、マルクが具体的に何をしているのか…どうやってレースで優勝をし続けているのかは理解し難い。
Screenshot(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)




