ロッシ6位『ロレンソとの対決の方が重要』：2015ザクセンリンクGP

『ロッシ：ペドロサ＆ロレンソと2位争い』

★7月11日（土）、ザクセンリンク予選を6位で終えたヴァレンティーノ・ロッシのコメント。
「少なくとも2列目だから。最後は、予選で上手くやりたいと思って…願ってたんですけどねぇ。もっと強い走りができるようなポテンシャルはあったんだけど…充分上手くやれなかったですね…特に、2本目のタイヤがね…2本目でちょっとミスってしまって、2〜3ヶ所でゼロコンマ何秒かロスしてしまいました。…と言うわけで、6位だったわけでね。ポジティブ面はね…2列目だってことと、レースのことを思えば、それほど離されてないってことですね。予選の15分間を別にすれば、僕的には良い日でしたよ…セッティングも改善できたんで、今はユーズドタイヤでも操縦しやすくなりました。ペースも良いし…あとは明日に向けて細かい所に手を入れていかないと。キーポイントの1つはフロントタイヤ選びでしょ。選択肢は2つで…『33番（従来の最も固めのタイヤ）』か『非対称タイヤ（右側の方が柔らかい）』でしょうね…でも、決定は明日だな。気温やらその他諸々を考慮してね。例えば、予選ではブレーキングでのサポートを得るために『33番』にしたんだけど（※ロレンソ選手は非対称を使用）、他の問題が生じてしまったんですよ。」

【全体的な評価は？】
「モトGPでは、1日毎に状況が変わるから。今日はマルケスが最速で、他の選手よりもプラスアルファがあった…一方、僕やペドロサ、ロレンソはけっこう接近してるでしょ。今の段階だと、2位争いはできるでしょうね…でも、スタートが重要ですけどね。僕よりもペースの遅いイアンノーネやエルナンデスと一緒になって、あまりタイムロスしないようにしないと。」

【ここのコースがホンダ向きなのはなぜ？】
「どこのコースがどっちのマシンに有利かってことがよく話題にされるけど、違いが出てくるのは、いかにタイヤを上手く機能させるかってことだと思いますよ。ここはホンダ機の方が若干フロントにストレスをかけているようだけど、リアの消耗は少ないんですよ。コースの作りにもよるし、アスファルトの具合にもよりますね。」

【ドゥカティが苦戦しているようだが…】
「シーズン序盤のドゥカティは最強でしたね…6人で優勝争いしてるって言ってたぐらいだったから…でも今は、ホンダとヤマハが一歩先んじてるでしょ。でも、コースの問題もあると思うんですよ…（ドゥカティのマシン）開発の問題だけじゃなくね。シーズン後半はまた戦闘力を上げてくると思いますよ。」

【またマルケス選手と最終ラップ対決になるかも？】
「FP/予選を見る限り、ならないでしょ。マルケスを抜くには、彼は速すぎるから。もちろん、優勝する可能性はありますよ…それは常に挑んでいくものでしょ。でも今のところ、ロレンソとの対決の方が重要なんで。」

【アルゼンチン戦のようにレース前半はマルケス選手の方が速くて、終盤はロッシ選手の方が動きが良いなんてことは？】
「ないでしょうねぇ…アルゼンチンで僕はリアに固めのタイヤを履いてたんだけど、ここでは全選手、ミディアムになるでしょう。ホンダ機は常にレース後半が有利だから。」

【総合首位で夏休みを迎えるのは重要？】
「けっこう重要ですよ。シーズン中盤ともなれば、ポイント計算も始まるし、後半戦の行方を予想するようになりますからね。」

（2015年07月11日『Moto.it』記事参照）

[amazonjs asin=”B00T1MUR7E” locale=”JP” title=”N3125番号46多色バンパーステッカー”]