『ヤマハ・ヨーロッパ:1年前からクアルタラローの助言通りにやっているのだが…』
★ヤマハは2021年にモトGPタイトルを獲得したものの、2022年以降、苦戦が続いている。
★マシンの開発作業が滞っており、最近ではファビオ・クアルタラローが「2021年のベースに戻すことにした」と公言していた。
また、先日、ヤマハSBKチームのトプラク・ラズガットリオグル(26才、2021年SBK総合優勝)が、BMWに移籍することを公表した。
★ヤマハ幹部陣は「ギャップを埋めるために投資している」と力説しているが、結果が見えてこないため説得力に欠けている。
★5月中旬に『Yamaha Motor Europe』のエリック・デ・セインヌ代表が、次のようにが話した。
「1年前から我々はクアルタラローの助言に従い、懸命に作業を進めているんですよ。
(ヤマハ側はきちんと投資しており)エンジンも新しくし、トップスピードが大きく改善されています。ただ、今後はうちの貴重な長所を確保していかなければなりません。」
(※なお、クアルタラローは「マシンがアグレッシブすぎる」と嘆いている。)
【ドゥカティ等の欧州メーカーが強くなってきているが…】
「レッドブルやKTM、ドゥカティが、エアロダイナミクスにかなり力を入れていて…それで足りない点を補っていけるのでしょう。
うちは以前あった長所がなくなってしまって…とにかく、今は懸命に作業を進めてるんですよ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
ヘレステストでクアルタラロー3位だったことについては、note『2023 スペインGPまとめ』でどうぞ!
長所が操縦性だったYAMAHAとエアロの相性が
悪いのもありそう
欧州メーカーはエアロでパワーに安定性が増した感じだし
諸悪の根源はエアロだろうねぇ。これのおかげでヤマハの長所はスポイルされた気がする。
でもこれも時代の流れだから後手に回ったのはヤマハのせいだな。
コーナーの安定性と切り返しの重さや、加速時のスピンやウィリーへの対処、ストレートでの空気抵抗などとそれをさらに帳消しにするエンジンパワーなど、高次元でのバランスで遅れをとってるのはホンダ共々、明らか。
F1でのマシン開発とも共通する部分があるように感じる。
ざっくりと、前面から見て角張っているエアロのドカとKTM。
混戦になった時に前走者の影響を受けにくい何かがそこら辺にあるんじゃないのかな?
単独だとある程度はいけるヤマハやアプリリアは、あぁ、あとホンダはもっとカクカクした前面デザインにすれば前走者の乱流をうまく散らして安定するんじゃないかしら。
なんてね。そんなことは無いんだろうけど、以外と影響してるかも。
バレのときと同じ・・・