『ロレンソ:問題はタイヤと体調』
★昨年、総合2位を獲得したホルヘ・ロレンソが今回のヘレス戦では、一度たりともマルケス選手を翻弄できず、ロッシ選手には楽々抜かれ、最後はペドロサ選手にも屈服し4位でゴールした。
★ロレンソ選手のコメント。
「マシンがあまりにも動いて…フィジカル面でも予想以上に苦戦してしまった。トラクションがなく、加速ではヴァレンティーノ(ロッシ)にかなり遅れを取ってしまった…ハードブレーキングでタイムロスを挽回せざるを得ず、そのせいで余計にエネルギーを消耗してしまいました。マルク(マルケス)と戦わなければならなかったのに、充分な戦闘力がありませんでした。」
【一体、何があったのか?】
「一部は新タイヤのせいです…リアが滑り過ぎで、ペースを安定させられなかった。それから僕の体調ですね…まだ去年のレベルじゃないんですよ。そう言う事が重なってね…でも、調子を上げてきているし、マシンの方の調子も上がってきたら、またマルケスと戦えますよ。」
【総合順位では離されてるが…】
「興味ありません。まず、自分の問題を解決しなければ。まだまだレースは控えてるし、同様に、まだまだ表彰台に上がれるわけだし。」
【ロッシ選手の戦闘力の方は高いようだが…】
「良いスタートを切っていたし、良い操縦をしてますよね。モチベーションも高いようだし。僕のライディングは…去年に比べて悪いですね。ヴァレンティーノ(ロッシ)はここ最近の中では絶好調って感じだし、マルケスもそうなんじゃないですか。僕は、そうじゃないんですよ。」
【ロッシ選手がフロントにハードを選んだのが良かった?】
「それで何かが変わったとは思いませんが…僕にとって問題だったのはリアのほうだから。」
【新シャーシは?】
「僕的には、現在使ってるのと何ら違いはないですね。僕にとってもヤマハにとっても、再度試してみる必要はないでしょ。ヴァレンティーノもそう言ってますよ。どうして、荒れを使い続けるのか分かりませんね。」
【今後、どうやって挽回する?】
「こう言う時は冷静にならなければ…忍耐ですね。ピリピリするとミスを起こすし…このマシンでミスったら代償は大きいから。自分自身のコンディションは良くなってるんで、以前のような操縦ができるようになるでしょう。」
【こう言う状況だと契約更改に影響が?】
「心配なのは今後の事じゃなく、現在の方ですから。絶好調の状態に戻るまで来年の事を考えるつもりはありません。」
(Source:2014年05月04日 Gpone記事より抜粋)
さて今回のヘレス戦でもって、世界選手権参戦200回目を迎えたロレンソ選手なんですが。
ヘレスと言えば2002年にロレンソ選手が125ccでデビューしたサーキットなんで、特別感もひとしおだそうです。
と言うわけで、記念に作られたヘルメットがこちら。
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ロレンソ、結構重症ですね。
新しいタイヤがよほど彼の乗り方に合わないのか?
ヤマハも頭を悩ましているでしょう。