ロッシ4位『ひたすら攻めるのみ』2015シルバーストンGP

『ロッシ：レースではもっと接近でき…ればいいなぁ』

★8月29日（土）、シルヴァーストーンGP予選を4位で終えたヴァレンティーノ・ロッシのコメント。
「けっこう満足してますよ…良い仕事ができましたね…マシンへのフィーリングも上げられたし。FP3の時から動きが良くなっていたんだけど、でも、もう1段ステップアップできたのは午後ですね。午前中、もっとできるってことが分かったんだけど…その通りになりました。おかげで速くなったし、リズムも良いし、同じリアタイヤで数周走った後も良いですね…ここではリアへのストレスが大きいんだけど。
丁度いいセッティングを探り出して、反応してくるようなマシンにして…なおかつ、レース距離で安定させるようにしないと。2014年は、6〜7周は良かったんだけど、その後、マルク（マルケス）やホルヘ（ロレンソ）に比べ、かなりロスしてしまって。今年のペースの方が良いように思いますね。ただ、あの2人の方が明らかに速いんですけどね。もう一歩前進しないと…上位陣に接近するためだけじゃなく、表彰台争いではペドロサが油断大敵って言うのもあるんで。今のところは、ホンダとヤマハのダブル対決ってとこなんじゃないんですかね…マルク対ホルヘで優勝争いをして、僕とダニ（ペドロサ）で表彰台争。予選については、この4位に満足してます。上位陣と同様、僕も2分00秒台が出せたし、スタートには良い順位でしょ。あとは天気がどうなるか…ですね。」

【好タイムは出していたが、首位との差が0.713秒もあって…ちょっとがっかり？】
「2分00秒台ってことは、つまり強い走りをしてるってことなんで…操縦していて本当に面白かったですよ。ホンダ機は新タイヤを履くと、ヤマハ機よりもプラスアルファがあるんですよ。マルクはPPを6回取ってるでしょ…1周タイムではしょっちゅう無敵状態でね…彼が優秀で、なおかつマシンが実に良い動きをしてるからです。ただ結局のところ、予選でのギャップって言うのはそれほど重要ではないんで…レースではもっと接近できるはずだし。そう願ってるんですけどね…」

【FP4でリアにハードタイヤを試していたようだが…】
「実のところ、予定にはなかったんだけど…1回目の走行で柔らか目を履いた後、マルクが固めで凄いリズムを刻み続けてたんで、試してみたくなったんですよ。ヤマハ機には良くなかったですけどね…柔らかい方がずっと良いです（※ミディアムのこと）。」

【ブルノ同様、予選で好調だったが…アプローチを変えたの？】
「、今でも一番重要な点はマシンのセッティングとレース距離でのペースなんだけど…最近は全ての点を推し量ることも重要で…然るべき時に然るべき位置に居るとかね。それから、運もちょっとね。ブルノでファーストローを獲得したんで、それを繰り返せるかどうか重要だったんですよ。4位ってことで、OKですね。」

【防御戦になりそう？それとも、攻めて行く？】
「ポイントを数えて、守りに入るには早いでしょ…ひたすら攻めるのみですよ。もちろん、ホルヘの前でゴールするのが理想だけど、ホルヘがマルクに勝ち、ダニが僕に勝つと言う可能性もありますからね。こう言うことは予想できるもんじゃないし…コンディションが良ければ、僕は安定したレースができるってとこかなぁ。」

【どの辺を改善していく予定？】
「特にT4セクターですね。ホンダ組とホルヘは陥没がある箇所のハードブレーキングの読みが僕より良いし、加速時に僕はちょっとロスしてるんですよ。」

【雨になったら、ちょっと助かる？】
「僕としてはドライレースの方が良いですね…その方が面白いし、雨だと常に限界ぎりぎりでしょ。賭けになってしまってね…良くなるかもしれないけど、悪くなる可能性もある。」

（2015年0８月29日『Moto.it』記事参照）

[amazonjs asin=”B012ZDTBLS” locale=”JP” title=”Valentino Rossi バレンティーノ ロッシ 46 カモフラージュ トラッカーキャップ フリーサイズ VR-CA-110808″]