MotoGP

2018 アラゴンテスト【モトGP:リザルト&トピックス】

『2018 アラゴンテスト モトGP』

★8月29〜30日、アラゴン・サーキットでモトGPチームらによるテストが行われた。同テストが今シーズン最後のプライベートテストとなる。

★29日(水)はヤマハのファクトリー選手とドゥカティ・プラマックがテストを行った。

★30日(木)はドゥカティファクトリーがテストを行った。

★スズキとKTMは優遇措置(コンセッション)によりテスト回数に制限がないため、2日間とも参加した。

★29日午前は昨夜の雨のせいで、トラックは劣悪な路面コンディションだった。
また、ここ数ヶ月、トラックが使用されていないせいもあり、路面はかなり汚れていたが、走り込んでいくうちに最終的には良好なコンディションとなった。

★30日は路面コンディションは前日よりも格段良かった。

★以下のタイムは非公式なものである。

ホルヘ・ロレンソ(1’47”6、30日)
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(1’48”0、30日)
ジャック・ミラー(1’48”8、29日)
ダニーロ・ペトルッチ(1’49”1、29日)

★なお、2015年にロレンソ選手が出したサーキットレコードは1’48”120、昨年のアラゴンGPでのヴィニャーレス選手によるPPタイムは1’47”635。

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★ヤマハファクトリー(29日のみ)

・両選手ともかなりの周回数をこなし、満足していた。おもにアラゴンGPに向けての作業をした。電制システム関連の作業もしたが、新マテリアルは用意されていなかった。

・ジョナス・フォルガーがサーキット入りしていた(※走行はせず観覧のみ)。来年からヤマハのテストライダーを担う可能性が高い。

★ドゥカティ・プラマック(29日のみ)

・ジャック・ミラーはレースに向けての準備に集中していた。

・ダニーロ・ペトルッチはGP18機のテストを行い、30日のファクトリー組のテストの下準備をしていた。

フランチェスコ・グイドッティ氏(チームマネージャー)のコメント。
「今回のテストの出来には満足しています。タイムも良かったし、アラゴンGPに向けてベストな準備ができました。」

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★ドゥカティファクトリー(30日のみ)

・ロレンソ&ドヴィツィオーゾ両選手はアラゴンGPに向け、マシンのセッティング作業に集中した。タイムを見る限り、作業は上手くいった模様。

・ダヴィデ・タルドッツィ氏(チームマネージャー)によれば、両選手とも残りレースに向けての新マテリアルも試した。

・ミケーレ・ピッロ(テストライダー)も参加したが、新『Panigale V4』機のテストをしていた。

・チャズ・デイヴィス(ドゥカティSBK)がアラゴンサーキット内のスーパーモタードサーキットでトレーニング中に転倒し、頭部と肋骨を強打した。肋骨は先の『ワールド・ドゥカティ・ウィーク』イベントの際のマウンテンバイクで既に負傷したのと同じ箇所。病院へ搬送されたが、いまだ経過観察中。深刻なケガはない模様。

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★スズキファクトリー(29〜30日参加)

・ファクトリー両選手の他にシルヴァン・ギュントーリ(テストライダー)も参加した。

★KTMファクトリー(29〜30日参加)

・ポル・エスパルガロは療養中のため不参加で、ファクトリー選手はブラッドリー・スミスだけ。

・ミカ・カリオ(テストライダー)も療養中のため不参加だったが、ランディ・ド・プニエ(テストライダー)が参加した。8月中旬にテストライダー契約をし、今回が初テストである。

・モト2クラスのミゲル・オリヴェイラ、ブラッド・ビンダーも参加した。オリヴェイラ選手は来年に向け、モトGP機の走行テストを行った。

(2018年08月29日『Gpone』記事参照)
(2018年08月29日『Gpone』記事参照)
(2018年08月30日『Gpone』記事参照)
(2018年08月31日『Corse di moto』記事参照)
(2018年08月31日『Motorsport.com』記事参照)


シルヴァーストンのレース中止は、選手らが自発的に会合を開いて決めた?
では、なぜドヴィツィオーゾ選手にだけ会合の連絡がいかなかったのか?
レース開催を希望した選手は誰か?
なぜ月曜日のレース開催が無理だったのか?
詳しくは、こちらでどうぞ。

【2018シルヴァーストンGP雨天中止まとめ その1】[ 2018年8月31日 発行 Vol. 201

●レース中止は誰が決めたのか?
●怒ドゥカティ、会合開催に連絡もれ
●ミラーだけがレース中止に反対したのか?
●月曜に順延は不可能だったのか?
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