
『チェッキネッロ:これからホンダは再構築していく』
★2022年、モトGPに参戦するホンダ選手の総合順位は以下のとおりであり、全体的に大いに苦戦していた。
13位 マルク・マルケス(113ポイント)
16位ポル・エスパルガロ(56ポイント)
17位アレックス・マルケス(50ポイント)
18位タカアキ・ナカガミ(48ポイント)
★ホンダLCRのルーチョ・チェッキネッロ氏(チームマネージャー)が、次のように話した。
【マルク・マルケスが今年のオーストリアGPで、ホンダの作業の進め方について不満を言っていたが…あれ以降、なにか変わった?】
「変わりましたよ…ホンダHRCの主力であるシンイチ・コクブ(国分 信一)が戻ってきましたからね。
2017年まではモトGPプロジェクトのリーダーだったんですが、その後、プロジェクトに籍をおいたまま、SBKやモト3の方を担当してたんですよ。
マルクが色々と要望を出してくるようになったものだから、コクボの存在が重要になってきたんです。まぁ、ホンダ側でも、こう言う風にしようと思っていたのでしょうけどね。」
【それだけで盛り返していけそうなの?それとも、2023年は再構築シーズンになりそう?】
「再構築シーズンと言うのが、適切な表現だと思いますね…来年、すぐに戦闘力が上がるなんて考えるのは楽観的すぎるし、危険でしょ。
一歩は進めるでしょう…それに関しては、けっこう自信があります。とにかく、時間がかかると思いますよ。
2023年は再構築のスタートとなるだろうし、最終的にマルクがどこのサーキットでも勝てるライダーになり、ホンダ選手らがそれに追随していけるよう願ってます。」
【モトGPでは何年も日本メーカーが天下を取ってきたが、現在は欧州メーカーに取って代わられ…こんなこと予想していた?】
「正直なところ、思ってもいなかったですね。ドゥカティはジジ・ダッリーニャやコラボレーター陣と共に、常識外の発想ができるような独創力を身に着けたのでしょうね。アウディグループの傘下に入ったことで、最先端テクノロジーから着想を得る助けにもなったのだろうし。
アプリリアも同様、マッシモ・リヴォラを引き入れたことでF1業界のアイデアをモトGPに応用してるじゃないですか。
日本人と言うのは実に杓子定規で、なにかを変えようと思ったら時間がかかってしまうんですよ。つまり、イタリア風の独創力と言うものが結果を出したと言うことなのでしょう。
2018年までは日本製マシンの戦闘力が高かったが、その後、ドゥカティがウィングやスプーン(タイヤ冷却装置)、下降デバイスなど新たなものを導入していき…アプリリアはフロントの下降デバイスを導入したり、F1のエアロダイナミクスを研究したりしてるじゃないですか。
こう言う面において、伊メーカーは常識の枠に留まらず、エアロダイナミクスをフル活用してモトGPの新時代をスタートさせたと言うわけですよ。」
[ 後半に続く ]
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
リヴォラが「アレイシは総合3位が取れるはずだったのに、我々のせいで叶わず…」って言った話は、note『2022 ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!
いつもHRCのテクニカルダイレクターの方の名前が間違っています。シンイチ・コクボ(小久保慎一)は間違いです。内容を他のサイトから引っ張って来ても、日本人の名前は確認した方が良いと思いますよ。
ご指摘ありがとうございます。
ただ、私が参照したオリジナル記事内の表記は、Shinichi KobukoおよびShinichi Kokuboの2つです。
後者の表記にホンダと添えて調べたところ、『小久保慎一』と言う名前が出てきたため採用しました。
日頃から読者の皆様からの誤字脱字のご指摘は大変有り難く思っているのですが、できれば正解を教えていただけると助かるのですが…
また、今回の場合は記事文から具体的な役職などは判明していないため、本当にそれが正解なのかの理由も添えていただけると納得して訂正できるかと思います。
よろしくお願いいたします。
国分 信一
https://www.honda.co.jp/HRC/repsolhondateam/inside2012/shinichikokubu/
管理人様。この方かもしれないですね。
記事内表記はつづりが間違っているのかな。
有難うございます❤❤❤
確かに、『テクニカルダイレクター』と言う肩書きからすると、オリジナル記事の文中にあった『una colonna portante(主力となる人物)』に充分該当すると思います。
納得できました!直しておきました!!