『スッポ:なぜホンダを辞めたのか?』
★リヴィオ・スッポ氏は1999年からドゥカティのマーケティング・ディレクターを務め、2010年にホンダHRCに移籍してマーケティング&コミュニケーションマネージャーに就任。2013年からチームマネージャーも兼任し、2017年末に辞め、その後は電動マウンテンバイクの開発に携わっていた。
2022年よりスズキファクトリーのチームマネージャーに就任したが、同メーカーが年末に撤退するため、今後は電動マウンテンバイクの企業運営に復帰する模様。
★スズキのリヴィオ・スッポ氏(チームマネージャー)が、伊サイト『Mowmag.com』の12月4日付けインタビューで、次のように話した。
【最近、フェラーリのチーム・プリンシパルを務めていたマッティア・ビノット氏が辞任させられていたが、『タイミングが悪い』と言う意見も出ているようで…】
「まぁ、あいにく、適切なタイミングなんてものはないわけでねぇ。シーズン中だったら、さらに悪かったんじゃないんですか。
私にしてみたら、このタイミングしかなかったんじゃないかとも思えますがね。私もホンダで同じようにしたわけだし。」
【貴方の場合は、少し状況が異なり…】
「まぁ、だいたい、同じようなもんですよ。
ナカモト(※中本修平、ホンダHRCの元副社長)が定年退職した際、社長が代わり…スズキサンからノムラサンに代わったんですよ。
企業内でこうした大きな異動があった際、当然、新トップ陣は自分達の腹心をそばに置きたいものでしょ。
ナカモトはノムラの腹心メンバーではなかったわけだから、私も含めて(ナカモトの)部下もそうではないわけで…ごく普通の話ですよ。
まぁ、フェラーリの場合、トップ陣の交代はなかったのだから…なぜビノットが辞任を決めたんでしょうかねぇ。
本人にとって、あのまま続けていけるコンディションでなかったことは確かでしょうけどね。そもそも、ストレスの多い仕事なわけだし、それに耐えていくのは大変なことだから。
ビノットは技術屋からチームプリンシパルになり…基本的には技術畑出身だから、世間も『今後、マシンはどうなってまうんだろう』と心配してるのでしょう。
ただ、おそらく、来年用のマシンはもうほとんど出来ていると思いますけどね…今後もビノットは仕事を続けるだろうし、あのマシンだって、彼一人で作ったわけじゃないんだし。フェラーリには大勢働いてるんだから。」
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(参照サイト:『Motorcyclesports.net』)
(Photo:Instagram)
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