『バニャイア:ドゥカティ機2023年版と2022年版の違いは…』
★8月18日(金)、オーストリアGP モトGPクラスでエネア・バスティアニーニ(ドゥカティファクトリー)が、午前セッション11位、午後セッション16位だった。土曜日は予選1からのスタートとなる。
★バスティアニーニ選手は2022年に、ドゥカティグレジーニチームの型落ち機(2021年版)でタイトル争いをしていた。
★18日、ドゥカティファクトリー両選手が、イタリア衛星放送『SKY』のインタビューで次のように話した。
・エネア・バスティアニーニ
【ドゥカティ機2023年版では、コーナー進入が上手くいかないそうで…】
「きちんと読み解いていかないと…2023年版の長所をきちんと理解しなければなりません。上手く操縦できず、毎周回で同じ走りができないんです。
僕は遅れてるんだからリザルトを気にしないようにすべきなのに、引き離されているもんだから…。
時間も少ないから、容易ではないんです。とにかく、走り込めてないんですよ…本格的なテストができず、戦闘力が上がらないんです。」
【ピットボックス内でイライラしているようだが…】
「そうなんです…けっこう苛ついてしまって。でも、駄目ですよね…そう言うアプローチじゃ。
今後はリザルトを気にせず、好感触を得ることだけに集中していかないと。」
【苦戦の原因は、マシンが新しくなったから?それとも、チームが新しくなったから?】
「チームに関しては、好結果が出ないうちは難しいですよね…満足できるような結果を出さなければなりません。
常に、ちょっとピリついた空気で作業をしてるんで。」
・フランチェスコ・バニャイア(午前セッション8位、午後セッション3位)
【ドゥカティ機2023年版と2022年版は、どう違うの?】
「2023年版の方が、セッティングに関しては余分な作業が必要ですね。
でも、2023年版の方がトラクションが良いんですよ…以前より馬力を上手く路面に落とし込めるんです。でも、止め方は違います。2022年版の方が、コーナー進入時のスピードが速かったんで。
操縦の仕方は異なります。でも、うちは同じように上手く操縦できてますね…とにかく、上手く改善していけてるんで。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
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アイルトン・セナが言ってました。マシンと友達にならないと! バスティアニーニのヘルメットデザインを見た時から、この子はマシンと友達にはならないだろうなと・・・
ただ乗って早かった前年度型に比べてフロントの空気圧とエンジンブレーキの調整が肝と言ってますね。ペッコも序盤まで苦労してたのを時間と共に見つけていったのをエネアは怪我でその時間がなかったですからね。つくづくマリーニやらかした。
クアルタラロは今年のシーズン初めにヤマハが開発してきた2023年版を全却下したし、これまでもうまくいかないと新しいパーツを却下し、調子良かった頃のフィーリングを求めて旧モデルに戻し続けてきた。これはヤマハライダーにここ数年見られた傾向。
ペッコは22年度版も23年度版も序盤苦しみながらもセッティングを詰めてものにしていった。
この辺りの差もあるんじゃない??