ホンダ『最悪リザルトは受け入れがたいもの…負けるのは嫌いだ』桑田哲宏

『桑田哲宏：最悪リザルトは受け入れがたいもの…負けるのは嫌いだ』

★ホンダファクトリーは2013〜2019年まで、マルク・マルケスによりモトGPタイトルを6回獲得したが、2020年に同選手が右腕を骨折して以来、苦戦し続けている。

★マシン不調もあり、マルケス選手は4年契約（2021〜2024年末まで）を途中解除し、2024年よりドゥカティグレジーニから参戦する。
なお、ホンダファクトリーからはジョアン・ミール＆ルーカ・マリーニが参戦する。

★2024年はホンダ＆ヤマハに優遇措置（コンセッション）が適用されるため、マシン開発の進展が期待されている。

★ホンダのテツヒロ・クワタ氏（桑田哲宏、ホンダHRCレース運営室長）が、2023年12月末に公開されたYoutubeの動画シリーズ『Behind the Dream』で次のように語っている。

「過去と言うのは大切にすべきでしょう。
困難に直面すると過去を振り返ってみたくなることもあり、時には将来の助けになるような何かを見つけることもできるものです。

私の父は朝から晩まで気狂いのように働き…深夜2〜3時まで働くようなこともありました。ただ、とても幸せそうだったんですよ。
当時は、なぜ父が幸せそうなのか理解できなかったが、現在、私は毎日深夜まで働いていて…ある時、子供達から『どうしてそんなに働くの？』と訊かれました。
まぁ、そこまで働ける燃料があるからと言うことなのでしょうね。
私は父のような生き方を嫌っていたはずなのに、結局、同じことをしてるんです。

最悪リザルトと言うのは受け入れがたいものであり、この現状を気に入ってはいません。負けるのは嫌いなんですよ。
我々は常に人々の生活が向上するよう努め、また、お客様に楽しんでいただけるような物を提供しようと思っています。
スポーツ機やモトGP機が欲しいと思う方もいれば、10ｍほど進めば良いと言う方や歩くのが不自由だと言う方もいるでしょう。
ホンダは『夢は叶うのだ』と言うメッセージを、伝えていきたいと思っています。

常に夢を信じて懸命に努力すれば、自分で決めたことは全て叶えられるのだと証明できるでしょう。
多分、そう言う想いが助けになって、夢を実現できるんじゃないんですか。」

（参照サイト：『Moto.it』）
（参照サイト：『Gpone』）
（参照サイト：『Corse di moto』）

いかに日本メーカーが再スタートを切るかが楽しみ！…って話は、note『ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ！