『マルティン:打倒バニャイアを目指し、なにか探り出さないと…』
★3月8〜10日、モトGP開幕戦となるカタールGPが行われた。
★日曜決勝で、ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)が3位だった。
土曜スプリントは優勝し、現在、総合3位である。
★マルティン選手のコメント。
【今回の決勝戦については?】
「バニャイアが物凄いことをしてましたね。
僕の方は、去年のカタール決勝戦は13位で今日は3位だったから…改善されてるし、喜んで良いと思います。
全体的には、まだ思い通りの操縦ができてないし、リアブレーキも自分流に使いこなせてません。
あと、昨日も言っていたような振動を、今もけっこう感じます。今日はスプリントの時より良かったけど、でも、決勝の方がリズムが遅かったからでしょうね。」
【貴方の走りについては?】
「全体的に維持できたペースに関しては、満足してます。でも、2024年版ドゥカティ機でなら、まだまだけっこうマージンがあるでしょうね。
こうして問題も出て、フィーリングもベストではなかったのに決勝では表彰台に上がり、昨日のスプリントでは優勝もしてるんですから。
今後に向け、自信が持てますよ。」
【今回もバニャイア選手が、タイヤマネージメントで優秀なところを見せていたが…】
「僕はタイヤを温存させようとしていた時にバニャイアに抜かれてしまい…あの瞬間、もう負けが決まったんでしょうね。
タイヤ圧がちょっと上がったんで、どうにかしなければならず…リズムを上げすぎて、全てを台無しにするわけにはいかなかったんです。
スタートは重要ですよね…好スタートは切れてたけど、多分、タイヤのことで慎重になりすぎてしまったのかも…。
もし序盤に最大プッシュをしていたら、もうちょっと違うレースになってたのかもしれません。」
【今年もバニャイア選手との対決になりそう…?】
「午前ウォームアップでは僕もバニャイアも、チャタリング防止のために似たような改良をしたんですよ。
僕ら2人とも、まだまだ強く、速くなれる可能性があるでしょうね。
今日のバニャイアは驚異的で、物凄い仕事ぶりでした。打倒バニャイアを目指し、なにか探り出さないと…今日のバニャイアは完璧でしたからね。」
(参照サイト:『Motosprint』)
結果としてはスプリントのマルティン、メインのペッコと去年終盤の図式と同じだけど、マルティンはタイヤ温存を探る走りで内容は違ってきてるよね
本人も言ってるように去年の序盤はポイント落としたのがタイトルを逃した要因だから、今回の結果はポジティブで良いかも
バニャイアは今までの自分の良さを伸ばして行けば良いけど、
マルティンはそれだけではチャンピオンシップで勝てない。
自分の良さと、タイヤマネジメントやレース戦略をどうやって折り合いを付けて行くか。
前半戦でどこまでバニャイアにプレッシャーを掛けていけるか。勝負所ですね。
ホルヘ・マルティン(ドゥカティグレジーニ)
↑意外と誰もツッコまないですね