
『モルビデッリ:弟に順位を譲るってのも…けっこうなサポートだと思う』
★3月2日(日)、タイGPのモトGPクラスでフランコ・モルビデッリ(ドゥカティVR46)が、決勝4位だった。現在、総合4位(−19ポイント)。
★モルビデッリ選手は金曜セッションでフランチェスコ・バニャイアのタイムアタックを妨害したため、決勝ではグリッド順位3つ後退のペナルティが科せられていた。
★決勝後、モルビデッリ選手が会見で次のように話した。
【決勝リザルトについては?】
「ペナルティでグリッド9位スタートだったんで…こう言う結果になるとは思ってませんでした。
頼みの綱を失ってしまったと言うか…大きな期待はしてなかったんですが、スタート後、自分のパフォーマンスがけっこう良いことが分かったんで、集団の中をできるだけかき分けて進んでみました。
抜いて行くのは楽しかったですよ。今回は数少ないオーバーテイクだったでしょ…サウナ状態だと抜くのは難しいから。フェルナンデスやミラー、オグラ相手の時はかなり大変でしたけどね。
やっとペッコ(バニャイア)の後ろに付いた時、ミスって失速してしまって…その時点で、僕の決勝レースは決まってしまいました。暑すぎたんで、もうどうにもならなかったです。」
【今回の酷暑については…?】
「そのせいで確実に、レースの難易度もリスクも上がってましたよね。第17ラップ辺りからマシンが扱いにくくなったんで、スペースを取って走らなければならず…でなきゃ、進めなかったでしょうね。」
★その後、モルビデッリ選手がイタリア『SKY』で次のように話した。
【今回の決勝については?】
「はた目には分からなかったかもしれないけど、けっこう凡ミスが多すぎました。
ドゥカティ最新機と僕のマシンはほとんど同じで…(ファクトリーチームは)2024年機の改良版を選んでたんで、ほとんど違いはないんですよ。実際、かなり接近できてたでしょ。」
【マルク・マルケスのパフォーマンスについては?】
「物凄かったですよねぇ…常に第2セクターで、皆を大きく引き離してくるんですよ。
減速した時は技術トラブルなのかと思ったけど、結局、弟と一緒に温度調整とかをしてたのでしょ…まぁ、ああ言うのも、けっこうなサポートだと思いますけどね。他の選手に順位を譲るより、弟に譲る方が良いんだし。
(マルク・マルケスは)なにかと有利なんじゃないんですか…もちろん、一番はあのスピードですけどね。僕らも全力で頑張って、追いついていけるよう努力しますよ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
今期のフランキーは昨年と同型を唯一乗る選手なのでマシン理解は1番だったと思います。
タイトルは「ドゥカティ最新機と僕のマシンはほとんど同じで、2024年機の改良版を選んでたんで、ほとんど違いはない」が良いですね。23年型であれほど速かったマルク、テレメーターデータもらって、今の序盤で肉薄できるように頑張れ